サックスで口元から息漏れしてしまう原因は?対策と練習方法

サックスを吹いていると「スーッスーッ」と
息漏れを起こしてしまったことはありませんか?

疲れてくると口に力が入らず、
息の音がし始めることがよくありますが、実は
他にもセッティングやアンブシュアなどによって
息漏れを起こしやすくなっている場合があります。

そこで息漏れしにくくなるように、
原因や対策から改善するための練習方法などを紹介します。

サウンドハウス

息漏れの原因

よくある息漏れはアンブシュアが緩んだりしたとき、
口の横の部分とマウスピースとのすき間ができてしまうことで
起きるパターンです。

口のまわりの筋肉が弱く、
サックスを吹いていると疲労で
アンブシュアが保てなくなってしまいます。

また、
もともとのアンブシュアが横に開きがちな場合もあります。

別のパターンでは、
息が入りきらずに余ってしまうため、
その息を口の横から自然と出すようにしている方もいます。

これは、息の量が多くて余ってしまう方もたまにいるのですが、
うまくマウスピースに息が入りきらず
コントロール不足により余ってしまうことの方が多いです。

息漏れのデメリット

息が漏れているということは、
その分の息をロスしているということです。

使える息が減っているので
長い音を吹くことや大きな音量、
音の密度を上げることなどが難しくなってしまいます。

漏れた息も音を鳴らすために使えれば
もっと楽に吹きやすくなることはイメージできますよね。

また、疲れた時などに特に分かりやすいですが、
口の横の力が抜けて縦の力で支えるようになります。

縦の力が強くなるということは、
リードを抑え込む力も強くなってしまうということです。

リードとマウスピースのすき間が狭くなり
息が入りにくくなったり
音程も上がって、音自体が細く
なってしまいます。

全体的に悪いサイクルに陥りがちなので
息漏れしやすい方は気を付けたいですね。

サウンドハウス

息漏れしないために気をつけること

息漏れしないためには、
アンブシュアを縦からの力だけでなく
横からもしっかり支えてあげることが大切です。

息が入るマウスピースとリードのすき間は横長になっていますが、
口元がそれにつられて「イ」のようにならないようにしてください。

イメージとしては、
「ウ」に近い形ですが、
力が入りすぎる場合は少しだけ「エ」に近づけてみると
力を抜きやすく
なります。

横からの支えがしっかりしてしても息が漏れる場合は、
息が使いきれずに余っている可能性があります。
息をまとめるように意識して息をより、
音へ変化させるようにしてください。

練習方法

サウンドハウス

口の筋肉を鍛える

まず、口のまわりの筋肉を鍛える練習です。
「イ」と「ウ」の口を繰り返すことで、
だんだんと筋肉が疲労してつらくなってきます。

無理しない程度ですが、
ちょっときつくなるところまで
頑張って繰り返してみてください。

このときの注意点として
「イ」にするときに口を引く方が楽なので、
しっかりできますが逆にすぼめる「ウ」の口の動きが
甘くなりやすい
です。

「ウ」のときに
特に口の横を支えになる筋肉が鍛えられるので、
しっかり動かして
鍛えてください。

どちらかというと口を引く必要はないので、
すぼめる方だけ意識すればいい練習になります。

息をまとめる

マウスピースの中にうまく息を入れるための練習です。
ストローを使って息をまっすぐ吹きます。

細くて息が入りにくいので息が余らないように、
まとめる意識をして吹いてください。

スムーズに息が流れて、
強い息で吹けるようになればまとられるようになっています。

ストローを使うのは、
マウスピースと比べて変な抵抗が無いので
息をまとめる練習をしやすくなるためです。

まとめ

息漏れを直すことで息をより使えるようになり、
サックスを吹きやすくなります。

また、
口が疲れてうまく吹けなくなってしまうのを
避けることもできます。
頻繁に息漏れする方も、
たまになることがある程度の方も
ぜひ練習してみてください。

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