【初心者向け】エフェクターの種類別紹介・その②【空間系】

やあ!こんにちは。

前回に引き続き
エフェクターの初心者向けの記事を
書かせていただきます。

前回の記事はこちらになります。

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今回紹介するエフェクターは
空間系(残響系とも)呼ばれるエフェクターになります。

こちらは種類こそそこまでありませんが、
なかなか奥の深いエフェクター群です。

歪み系のエフェクターに比べると
格段に使い方が自由です。

人によってここまでエフェクターの使い方に
差が出るエフェクターも少ないと思います。

そんな空間系のエフェクターの説明を
わかりやすく書かせていただきます。

しばしお付き合いください。

サウンドハウス

ディレイ系

 

空間系と言われると真っ先に
ディレイエフェクターが頭に浮かびます。

それくらい空間系のエフェクターですと
存在感があります。

ディレイ系のエフェクターになりますが、
言葉で言われても想像がつきにくいかと思います。

簡単に説明しますと、
ディレイはサウンドに広がりを加えてくれる
エフェクターになります。

サウンドに広がりを与えてくれるのは
リバーブ類も同じですので、混同しがちですが
ディレイとは少しだけ違います。

山で「ヤッホー!」と叫びますと
「ヤッホー!ヤッホー!」と
反響して聞こえると思います。

これが空間系と呼ばれるものと
覚えておいてください。

エフェクターが音を録音して、
録音したものを再生してくれると
考えてくれればわかり易いかと思います。

 

まずディレイ系ですが、

  • デジタルディレイ
  • アナログディレイ
  • エコー

大まかに3つの種類に分けられます。

 

デジタルディレイとアナログディレイについて

デジタルディレイは名前の通り、
信号をデジタルで処理をして、
最後に出力をするものになります。

逆にアナログディレイは
アナログな回路を通り、信号を処理する
ディレイエフェクターと考えれば大丈夫です。

この2つのエフェクターですが、
音の違いは最近だとあまり考えなくても大丈夫です。

デジタルディレイもアナログディレイも
今ではどちらも素晴らしい残響を加えてくれるので
好きな音がするモノを買えばいいと思います。

アナログディレイは音に温かみがある、
音が太いなどと言われる事もありますが、
デジタルでも十分に太い音は出ますし、
様々な音をシミュレートしている
エフェクターが存在しますので、
ここは好みの問題になるかと思います。

サウンドハウス

エコー系

エコー系になりますが、
こちらはテープエコーと呼ばれるものになります。

今の人達には馴染みがないと思いますが、
ラジカセなどに挿入するテープの原理と同じで
テープに録音したものを再生して、
エコーを作っていたエフェクターです。

テープが入りますので、
現在のエフェクターに比べて巨大です。

ラジカセくらいの大きさです。

テープエコーは
ビンテージのモノなどは現在でも高値で取引され、
復刻版などでもそれなりの値段がしますので、
どうしてもテープエコーのような音が欲しい場合は
テープエコーをシミュレートした
デジタルエフェクターなどを買う方がいいかもしれません。

音色も結構似ているものがありますので、
自分の感覚に合ったものを購入してみてください。

有名エフェクター

  • MXR(エムエックスアール)M169 Carbon Copy Analog Delay 
  • BOSS(ボス)DD-8 Digital Delay

この2つはどちらとも
ロングセラーの名機と呼ばれるモノになります。

BOSSはディレイ業界だと老舗なので、
音色も信用できますし、
値段もお手ごろなのでお勧めできます。

サウンドハウス

リバーブ系

続いて紹介しますのは
リバーブ系のエフェクターになります。

ディレイと似たようなエフェクターですが、
ディレイ系エフェクターが
音が遅延しているように聞こえるのに対して、
リバーブはお風呂や洞窟で
音が反響しているように感じる
エフェクターになります。

音が反響して聞こえるエフェクターと今は考えてもらっても大丈夫です。

音は何処かにぶつかると跳ね返ります。

この跳ね返ってきた音は、次第に減衰しますが、
原音が無くなってしまった場合でも、聞こえてきます。

これがリバーブと考えていただければと思います。

リバーブの種類について

このリバーブですが、
こちらも幾つか種類がありますが、
基本はペダル系ではないので、
種類だけ知っておけば問題ないかと思われます。

リバーブの種類ですが、
リバーブは最初、
シンプルな構造で残響を得ていました。

コンクリートの壁などで部屋を作り、
その中にマイクを立てて録音をする事で
残業を得ていました。

これがルームリバーブです。

しかし、これでは大掛かりなので
改良が加えられていきました。

次に登場しますのが、
プレートリバーブです。

鉄の板に音をぶつける事で残響を得ていました。

これでも大掛かりですが、
コンクリートの壁を作り出すよりも
簡単なので広まっていきます。

最後に1960年代に登場しますのが、
スプリングリバーブになります。

こちらはフェンダー社のアンプにも
搭載されていますので、
ご存知の方は多いかと思います。

アンプにも付いていますので、
こちらが一番馴染みがあるかと思います。

リバーブは原始的な方法で残響を得ているので、
デジタルリバーブなどの音では
満足できないと言う方も多いエフェクターです。

しかし、近年ではシミュレートされた音でも
十分に使用に耐えられますし、
コンクリートの壁や鉄板を用意するよりも
簡単に音を再現する事が出来ます。

有名エフェクター

よくギタリストの
エフェクターボードに入っているものを紹介しますと、

  • STRYMON(ストライモン)blueSky Reverb
  • ELECTRO-HARMONIX(エレクトロハーモニックス)nano Holy Grail

といったものが使われています。

ストライモンは少し値段が高いですが、
非常に優秀なエフェクターメーカーなので、
気になる方はチェックしてみてください。

他にも飛び道具的に
音を劇的に変化させるリバーブペダルもありますが、
今回はそちらの説明は見送らせていただきます。

すこし使い方が特殊なので
残響系にドハマリしたら
沼に存分に嵌っていってください。

ルーパー系

このエフェクターを空間系のカテゴリーに入れるのは
少し迷いましたが、録音した音を再生するといった性質上、
空間系に属すると判断して、
こちらで少し解説をしていきます。

普段の録音、
バンド演奏であれば
あまり使用される機会はありませんが、
面白いエフェクターなので説明をしていきます。

ルーパーは簡単に言ってしまえば、
自分が出している音をエフェクターが録音して、
区切りたい部分のみを連続して再生する
といったエフェクターになります。

使い方は難しいですが、
一人で練習しているときに
コードを録音しておいて、
そのコード上でスケールの練習をする
などといった使い方ができます。

有名エフェクター

こちらも有名なものですと、

  • TC ELECTRONIC(ティーシーエレクトロニック)のDitto Looper
  • BOSS(ボス)RC-1

になります。

このルーパーですが、
他社がそこまで開発に力を入れていないのか、
有名ブランドのものが目立ちます。

使い方は自由ですが、
最初から使いこなせるものでは無いと思いますので、
最初に買うべきでは無いと思います。

まとめ

今回紹介した、3種のエフェクターですが
どれも面白い音がするモノですので、
気になった方は楽器屋などで
試奏してみてください。

ディレイやリバーブは残響系と呼ばれる
音楽をするのであれば、
必要不可欠と言っても過言ではないくらいに
音楽の種類によっては
重要なエフェクターになりますので、
エフェクターの重要度がわかります。

これらも様々なメーカーが
面白い製品を沢山出していますので、
自分の感性に合う
最高の1台を見つける事も
楽しみになってきます。

値段も手ごろなものから、
高価なブティック系と呼ばれる
高価なエフェクターも存在していますので、
集めて眺めて
ニヤニヤするのもまた一興です。

それでは今回はこの辺りで。

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