作詞で失敗する人がやってしまいがちなNG集!意識してなおしてほしいこと

作詞で失敗する人の厄介なところは
自分が失敗しているのかどうかを
気づかないということにあります。

確かに自己満足の世界ならば、
気づかなくてもよいかもしれません。

しかし、多くのミュージシャンの方は
誰かに音楽を聴いてもらうために作詞をしています。

ある日、楽曲を聴いていただいた方に
間違えを指摘されたらどう思うのでしょうか?

残念なだけでなく、
きっと恥ずかしい思いをします。

当記事では、作詞で失敗する人が
やってしまいがちなNGを伝え、
意識してなおしてほしいことを
現役作詞家が伝えます。

記事をしっかり読んでいただければ、
作詞における転ばぬ先の杖になるかと思いますので、
ぜひご一読ください。

サウンドハウス

対象が安定しない

一人称や二人称が安定しないというのは、
ついついやってしまいがちな失敗です。

たとえば、ひとつの歌詞のなかで
「僕と俺」がでてきたら変ですし、
「君とあなた」の両方がでてくるのも同様ですよね。

作詞はメロディの音の数に
文字をあてはめていくので、
全体を見ずに流れ作業のようにしていると
このような失敗をしてしまいます。

対象の不安定はあとあと指摘されると
修正が面倒になってしまいますので、
必ず確認するようにしましょう。

1番と2番で字数が異なっている

1番と2番で字数が異なってしまうのも、
ついついやってしまいがちな失敗です。

曲先での作詞の多い現代では、
あまり見られない失敗かもしれません。

しかし、アマチュアのバンドでは
詞先での作曲も多いためその限りはないでしょう。

曲をつけることを前提として作詞ができるほど
作詞に慣れている方なら問題はないのですが、
詞先は文字数などを意識しながら作詞を行わないと
後々メロディをつける際に
うまくつけられないかったりとするので注意が必要です。

多少のズレであれば修正はできるので、
ある程度の想定文字数を事前に決めておきましょう。

それから仮のメロディを自分で作って
作詞をすると失敗を防げます。

サウンドハウス

繰り返し同じ言葉を使いがち

作詞は何を書こうと自由ですが、
繰り返し同じ言葉を使いすぎるはよくありません。

たとえば、ラブソングのAメロで
主人公が相手のことを好きと伝えているとします。

これが、Bメロでもサビでも同じように
「君が好きだ」といっていたらどうでしょうか。

聴いている人からすると
ウンザリしてしまいます。

何を書くかは自由ですが、
聴き手を飽きさせない工夫が
作詞家には必要なのです。

曲の構成を想定していない

作詞家をポエマーと
同義にしている方が多いです。

ポエムは音楽をつけることを前提としていないために、
文字数など比較的自由がききます。

一方、作詞は音楽を載せることを
想定するのが基本です。

曲にはAメロからBメロ、
そしてサビ、これを2度繰り返しサビ
もしくはCメロを挟みラストサビ
といった構成があります。

曲先での作詞の場合は、
メロディが前提にあるので
構成を意識しなくても
自然にあてはめることができます。

しかし、詞先の作詞では
書く側に自由がきいてしまうため、
意識できていない方もいるのです。

サウンドハウス

伝えたいことがまとまっていない

伝えたいことがまとまっていないは、
ついついやりがちです。

作詞に大方、慣れている方ならば
伝えたいことを前提に
作詞をすることができます。

ひとつの楽曲のなかでは
最初から最後まで
ストーリーが成立している必要があります。

冒頭でしていた話と別の話が
曲の終盤できてしまうのはおかしいです。

このようなタイプの方は、
流行りの言葉やかっこいい言い回しを
使いたがる傾向にあります。

確かにこうしたワードを使うのは
詞を装飾する意味では必要ですが、
根本の伝えたいことがしっかりしていなければ、
駄作になってしまうのです。

プロでも単純なミスは多い!完成後は見直すこと

当記事で紹介したミスは
アマチュアでこそしがちなミスですが、
プロのなかでもきちんと見直しをしなければ
ミスをしてしまっているケースは見受けられます。

ミスを起こさないために必要なのは、
普段からミスをしない意識を持つことと、
完成後に見直すことです。

見直しの過程は面倒だと感じるかもしれませんが、
人に聴かせたり、世に出そうとするのであれば
ミスは許されません。

きっちりと見直すようにしましょう。

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