「声優になりたい」という
夢をもっている方はたくさんいます。
しかし、近年メディアなどで注目されいることもあり
人気職業となった声優になるのは
とても難しいこととされています。
その確率はなんと30万分の1です。
これは声優になりたい声優志望者が30万人いるのだとすれば
そのうちのひとりしかプロの声優になれない
ということを意味しています。
しかも、プロ声優になっても
売れるのはほんの一握りです。
当記事では、それでも声優になりたいというあなたに
狭き門を潜り抜けるためのアドバイスを
元演技指導者の観点からお話ししたいと思います。
声優になるためのアドバイス① 学校選び
声優になるための学校は
代々木アニメーション学院や
ヒューマンアカデミーなど数多く存在します。
学校のタイプは大きく分けると以下のふたつです。
- 専門学校
- 養成所
共通していえるのは
どちらを選んでも演技の勉強をするということです。
ただし、
専門学校は履歴書にかけるような学歴になるのに対して
養成所はなりません。
施設の設備面でも
専門学校のほうが充実しているといえます。
しかし、声優になりやすいのは養成所といえます。
その理由は
養成所は声優事務所が運営しているケースが多く
卒業後にそのまま所属となることも多いので
卒業後にプロダクションを探すといった段階を
踏まなくてもよくなることが多いからです。
学費面からみても養成所が断然お得です。
専門学校は平均的に
年間100万円以上かかることを
覚悟しなければなりませんが
養成所は最低ラインでは20万円ですみます。
ただし、養成所は
専門学校よりも入るハードルが高いので
自信がない方は専門学校にするとよいでしょう。
どちらを選ぶかは
その学校のカリキュラム等が
自分に適しているかを見極める必要があります。
なるために有利なのは養成所ですが
専門学校でもなれないというわけではありませんので
適切な方を選ぶとよいでしょう。
声優になるためのアドバイス② 習慣を身に着ける
声優になるためには
日常生活に声優になるための習慣を
身に着ける必要があります。
たとえば、
大切なのは自分の声を聞く習慣です。
人の声に注視することはあっても
自分の声に注視するといったことは
本来ならありません。
しかし、自分の声を自分で聞くことによって
自分に足りないものに気付ける可能性があります。
そこで、学生などにおすすめしたいのは
自分の声を録音して聞くという習慣です。
これは朗読であってもいいですし
歌でも構いません。
私が高校生の頃は
教科書を朗読し聞くことによって
学業にも役立てていました。
このような工夫を日常生活に取り入れることで
声優になるための練習をしていることになるのです。
声優になるためのアドバイス③ 大切なのは個性
声優に限らず
芸能界で生き抜いていくには
「個性」は重要なポイントです。
誰かの演技をみてよいところを盗む
というのも大切なことですが、
売れている方は
自分だけのオリジナリティをもっています。
生まれながらにして発想力をもっている
才能豊かな方もいますが、このような部分は
日常に考える習慣を身に着けていくことで養われます。
誰かがやっていることではなく
新しいことに挑戦しようという気持ちが
個性を磨くキーとなるのです。
なりたい気持ちがあるのなら努力をしよう
声優になるのは狭き門といわれていますが
実際にはそんなことはありません。
30万分の1とは
あくまでも声優になりたいという人の数であり
適切な努力をしている人の数ではありません。
誰よりも情熱を持ち
ひたむきに取り組むことができれば
かならずあなたは声優になれると思います。
大切なのは
あきらめないことと努力をし続けることなのです。