リードを育てる?育て方を知れば吹きやすく安定した状態に

リードがすぐダメになるとか
もう少し良くなればいいのにと
思ったことはありませんか?

リードは「育てる」という考えが必要です。

育てることでより良い状態と
安定した状態になり
使えるリードが増えるようになります。

サウンドハウス

基本のリードの育て方

まずは、リードが早くダメにならないように
慣らすための方法です。

慣らし運転をしっかりやっておくことで
長持ちしやすくなります。

最初は10分程度だけ吹く

開封したばかりのリードは
一番水分を吸いやすい状態です。

そのため、吹きやすいからと言って
たくさん吹いてしまうと水分を吸いすぎて
すぐにヘタって
しまいます。

ヘタったリードは、
吹き心地も音もペラペラな感じになり
乾いても状態が悪くなりがちです。

10分吹かなきゃいけない、
というわけではないので
キリが良ければそこでそのリードを
使うのをやめてしまってください。

その後は、徐々に吹く時間を長くして長くして
鳴らしていきます。

サウンドハウス

長時間吹かない

同じような理由ですが、
慣れてきたリードでもずっと吹き続けていれば、
やはり水分を吸いすぎてヘタってしまうものです。

良いリードで本番にも使いたい
というものは特に慎重に
扱ってください。

リードを育てるためのさまざまな手段

次は、基本の方法に加えて
リードの状態をよくするための手段を紹介します。

ここからは全てをやるのではなく、
試しながら自分に合うリードに育つ方法を見つけてください。

複数の方法を組み合わせるのもアリです。

サウンドハウス

カット面をならす

指や棒などでリードのカット面を
なぞるようにおさえます。

葦にある目に見えない細かな管をつぶすことで
水分が吸収されすぎないようするにためなどの
目的があります。

基本的に吹く前におさえますが、
吹いた後にも軽く行っておくといいです。

リードの裏面をならす

コピー用紙などを平面に置き、
リードの裏面をこすりつけます。

指で触った感覚がツルツルになればOKです。

面のムラをなくすことで吹きやすくします。

カット面を削る

ヤスリのようなトリミングペーパーや、
刃が付いたユニバーサルリードツールなどで
表面を薄く削ることでリードを調整する方法です。

ただし、この方法は
一歩間違えると後戻りできないので
コツをつかむ必要があります。

吹きながら感覚で
ちょっと厚みを感じるところがある、
左右のバランスが悪いなどを感じとりながら
薄―く削ってみては吹いてを
繰り返して調整します。

リードを育てるのに役立つワンポイント

補足としてリードを育てる段階で
行っておくといいポイントです。

リードに番号や印・日付を書く

番号や日付を書いておくことで
他のリードと混ざってどれが新しいか
分からなくなるのを防ぎます。

吹いてみたときの
ファーストインプレッションを
○×△や硬い柔らかいが分かる印などでつける
と、
その後の変化を感じながら育てていけます。

すると育ったときに、
ちょうどよく感じるリードがどれか
感覚的に覚えやすくなります。

リードケースに入れて保存する

せっかく大切に育てたリードが
ダメになってしまわないように、
リードケースで保存してください。

その辺に適当に放置したりすると
極度の乾燥などに状態が変化
したり、
最悪の場合、
先端が波打ってしまったりしてしまいます。

リードケースにしまうことで
いい状態で保存しやすく、
管理もしやすくなります。

まとめ

リードは10枚で何千円もするのに
本番で使えるのは
1枚か2枚あればいい方と言われます。

良さそうだと思ったリードが
すぐダメになってしまえば、
またリードを購入しなければならず
コストがきついですよね。

うまくリードを育てられるようになれば、
使えるリードも見つけやすくなります。

つい吹きすぎたりと管理するのは
少々大変ですが、
本番など良いリードで吹きたい日に使える
リードを用意していると
精神的な安心感も生まれます。

徐々にリードを慣らして、
うまく育ててみてください。

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