初めてのDTM!作曲ツールに便利なシステムとは?

DTMとは、デスクトップ・ミュージックの略で、その名の通り、机上でおこなう音楽制作を意味していて、主に日本の音楽制作の現場で使われている用語です。

ただ、一口にDTMと言っても、初心者の方にとっては何をどのようにすればいいのか分かりにくいものです。

そこで今回は、「初めてのDTM!作曲ツールに便利なシステムとは?」と題しましてお伝えしていきたいと思います。

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DTMとDAWの違いとは?

さて、皆さんはDTMとDAWの違いはご存知でしょうか?どちらも似たような3文字なので、初心者の方にとっては紛らわしい用語だと思います。

この記事の初めの方でもお伝えした通り、DTMとはデスクトップ・ミュージックの略で、机上でおこなう音楽制作を意味していて、主にMTRやパソコンを使用した音楽制作の環境を指して使用される用語です。

一方、DAWとは、デジタル・オーディオ・ワークステーションの略で、デジタルで音声の録音や編集、ミキシング、編曲など、音楽制作における一連の作業をハード(パソコンやタブレットPC、iPhoneなど)で構成する一体型のシステムを意味します。

つまり、DAWは、DTMという環境で音楽制作をおこなうためのシステムと言えます。

DAWの導入方法はこちらの記事に詳しく記していますので、この記事と併せて読んでみてくださいね。

DAWは、対応するパソコンとAudio I/F(オーディオ・インターフェイス)などがあれば、作曲に必要な一連の作業をおこなうことができるため、プロアマ問わず、多くのミュージシャンが利用しています。

現在では、DTMといえばDAWを用いた音楽制作の環境を指す場合がほとんどですが、MTRを用いた音楽制作もれっきとしたDTMだといえます。

では、MTRとは何なのでしょうか?

DAWとMTRの違いとは?

一昔前までは、DTMといえば、MTR(マルチトラック・レコーダー)を用いておこなうのが一般的でした。

MTRは、複数の音声を同時に録音して編集できるレコーダーで、音楽制作に必要な音声の録音や編集、ミキシングなどができる録音に特化したハードウェアです。

高度な編集となるとDAWに軍配は上がりますが、MTRは持ち運びが自由で、ハードウェア単体でいつでも音楽制作ができます。

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初めてのDTMにはDAWとMTRのどちらがおすすめ?

結論からお伝えすると、どちらもアリです。

DAWは、高度な編集が可能で、対応するハード(パソコンやタブレットなど)とAudio I/Fさえあれば、スタジオ制作に近い作業ができるため、作曲と録音だけでなく、編曲などマルチな音楽制作をしたい場合なら断然おすすめです。

しかし、DAWはデメリットもあり、ソフトウェアの機能を活かしきるためには、スペックの高いパソコンが必要になります。

一方MTRは、録音に特化しているため、同時に複数の音声を録音した場合でも、スムーズに記録することができます。

これがDAWだと、高スペックのパソコンを使用する場合を除き、複数の音声を同時に録音するとなると、動作が重くなるためスムーズな作業ができません。

つまり、作曲をする際に何を優先するのかが音楽制作のシステム選びのポイントとなります。

ソロやバンドといった生演奏を主体とした音楽制作をされる方は、その場で録音・編集ができるMTRが便利でしょう。

また、シンセなどの打ち込みを主体とした音楽制作をされる方は、自宅でじっくり編集できるDAWがピッタリです。

MTRもDAWもそれぞれにメリットとデメリットがありますので、自身が目指す音楽制作に合うシステムを選びましょう。

まとめ

「初めてのDTM!作曲ツールに便利なシステムとは?」と題しましてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

DTMの主流はDAWを使用したシステムが一般的ですが、録音に特化した作曲をおこなう場合はMTRがおすすめです。

皆さんの参考になればうれしいです。

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