ハイエンドギターのここが駄目。ハイエンドを買ったモノの末路

みんなギターは好き?僕は好きです。

ヴィンテージのようなスタンダードな形が好きな人、派手なカラーリングが好きな人、
ハイエンドギターのような、綺麗なメイプルトップのギターが好きな人もいます。

今回はハイエンドギターが好きで好きで堪らない人間がハイエンドギターを買った結果、
貧民になるまでのお話していこうかと思います。

ギターの価格は上を目指せば家が買えるようなモノもあります。
そこまでの値段になると一部の本当のお金持ちしか購入することが出来ないと思いますが、
ハイエンドギターであるのならば、大体30万円から50万円前後の価格帯ですので、
ちょっと貯金や節約をすれば、買えちゃったりします。それでも大金ですが……。

値段の話は一旦保留にしておきまして、ギターを買う為に色々と犠牲にした人間の哀れな生活を解説していきます。

ハイエンドギターの駄目なところを紹介していきます。

最初に忠告しておきますが、ギターに限らず楽器や、
機材の購入で金銭感覚がバグってしまったら元に戻すのには血と涙が出るような努力が必要になります。

沼にハマるな。人生が壊れるぞ。

Suhr Standard Pro(サー スタンダード プロ)

はい。みんな大好きなSuhr(サー)ですね。流行始めたのは10年くらい前からかな。
最近だと、プロとかも大体持ってるような有名ブランドです。30万円ちょっと。

某SNS界隈でも人気で、それなりの頻度で出現してきます。

びっくりしたのは最近の高校生とかも、頑張ってお金を貯めて買っているみたいなんで時代の流れを感じます。

綺麗な赤で、トップも鮮やか。
いいんじゃないでしょうか。
メイプルトップはフレイムトップとキルトトップの2派閥が幅を利かせていますが皆さんはどちら?

僕はどっちでも同じだと思っている見た目に対して無頓着な人間なのでどっちでいいんじゃない派です。

改造とかはしておらず、新品のままスタンダードな状態を維持しているとの事。

割と万能なのでジャンルを問わず使用できる。
さすが沼界隈頻出ギター。苦手な事がない。
知り合いのギタリストもsuhrをレコーディング使っています。
困ったらこれでいいんじゃないって感じで本当に万能。

やるじゃんJohn Suhr。
もうjohnおじさん本人はギターを作っていないらいしけど。

身近な音源も実はSuhrで録音しているかもね?

音ですがSuhrの音です。
巻き弦がよく揺れて高音弦側まで綺麗に鳴ってくれます。

作りはこれが一番雑。ピックガードや裏蓋の中は雑に削っています。
しかたない。アメリカンだもん。

これはまだ沼に足を踏み入れる前で普通に貯金を切り崩して買えたそうな。
この辺りで自制心をコントロールできていればまだ良かったのに……。

 

ESP SNAPPER (イーエスピー スナッパー)

2本目に紹介しますのはESPのスナッパーです。30万円半ばくらい?

こいつも息の長いモデルで始めて僕がESPのカタログを手に入れた2011年くらいには既に存在していた気がします。
その辺りは詳しい人がもっと詳しいので割愛させていただきます。

こいつも先ほどの赤いSuhrと同じような感じのギターです。
一般人が見たら色が違うくらいしか見た目の変化がわからないと思います。
実際知り合いのギターにそこまで興味がない人にこれを見せたら、色以外の違いの変化に気付いてくれませんでしたとさ。

こいつを弾かせてもらったときはブリッジのフローティングが特殊だと感じました。
アームで音を上げた場合、ある一定のピークに達しますと、カクンと動きます。
心配ですが、買った当初からこの動きだったので恐らく大丈夫。

音はフュージョンっぽい音。
なんかぬるっとしてる。
悪い意味じゃないけれど、ちょっと音の雰囲気が重く、先ほどのSuhrに比べて暗めの印象。
微妙に個性が違うので面白いです。

このギターの所有者は完全に見た目だけで選ぶならこのギターが好きだそうです。

青い色はまあ人気です。綺麗だし、派手だし、好きになるのはわかる。

これが初のローン。無金利に釣られて、限界まで薄めたローンで毎日の生活を苦しめ始める元凶。
まだ大丈夫とタカをくくってみたものの、実際には生活の水準がワンランク下がり始めた。

飲み会にだんだんと現れなくなり、外食が減り自炊を余儀なくされる。つらそう。

しかしながら、まだ人間の尊厳を保っている生活をしているので、ここまでは良かったらしい。

最後にトドメを刺したのは次に紹介するギター。

そこから人間らしさが終わり、生活が壊れる。

T's Guitars DST-Pro 24 (ティーズギター ディーエスティープロ 24)

 

サウンドハウス

はいでました。国産の最高峰と噂されるT’s Guitars(以下T’s)読み方はティーズです。

こちらも30万円半ばだったような気がする。

噂されているだけなので気になる方は楽器屋へ。

見た目は若干変わりまして、指板がローズウッドになっています。
また、フレットも24フレットになっていますので上で書きました2つのモノよりキャラクターは違います。

これも僕の周りでは流行っていますね。周りの友人だけで3人は持っていますね。

僕の感覚では上2つのギターに比べて音が速くレスポンスがいいと感じました。
24フレットなので慣れるまでは若干弾きにくかったです。

僕の中では紹介した3本のギターの中で一番好きでした。
おそらく、僕自身ローズウッドの指板が好きだからだと思います。

重心が重くレスポンスが速いギターでしたので、下手糞なのがすぐにばれると思います。僕はばれました。

しかしこいつがローン地獄の元凶、途中でやめておけばよかったのにこいつのせいで生活の水準が極限まで落ちたそうです。

白米にマヨネーズをかけた食事が一週間続いたり、ひたすらパスタに塩を絡めた質素なものになったりと壊れ始めます。

指に塩をつけて、デザート代わりに食べる禁断の食事を始めたりと散々です。

「腹が減ったらギターを弾けば飯を忘れられる」と言っていますが、その理論は違う気がする。

大体ローン地獄に陥っている人は最初に食費が削られていくので質素な御飯を食べている人はローン地獄かもしれません。

まとめ

今回紹介したギターはどう考えても同じような用途で使用するギターばかりでしたので、
所有者本人使い分けを聞いたところ、完全に気分で使い分けているそうです。

人間は一回に使用できるギターは1本なので、使っていない場合は家具やインテリアとして鑑賞しているそうです。

音のでる高級家具。音が出せる以外は家具としての価値はあまりない。

あとは眺めているとテンションが上がるらしい。

また、綺麗な見た目をしているせいで少しでも傷がギターに入るとへこむ。
ちょっと大き目の打痕が入ったときは相当精神にキたそう。

ギター紹介になりそうなので、本人に聞いたダメなところを書いていこうかと思います。

 

・傷が入ると結構メンタルがやられる。

・ぶっちゃけると音の違いなんて微々たるモノなので、ブラインドテストをしても多分わからん。

・紫外線による色抜けが心配なので常にカーテンを閉めて生活しないといけない。

・クソ借金地獄。出来るのならキャッシュ一括で買え。

 

見た目が気に入って入れば音なんていいのか?と思いましたが、
結局のところ楽器なんて自己満足ですので、自分が満足していればそれが正解になります。

実際はそこまでダメなところがないみたいな気がするけれど。本人には言いませんでした。

下手にギターの論争に首を突っ込むと大火傷を負う事になるので、注意しておいてね。

総額何十万のローンを組んでいるのかわかりませんが、健全な生活を送りたいのであれば、
自分の生活水準と相談して組むことがベスト。
普通に考えたらそうなんだけれど。

ギタリストは面白い生き物で、何本ギターがあっても新しく機材を購入しようとする謎な生き物です。

とりわけこのギター購入沼にはまっている人達は常に新しい機材を買おうと試行錯誤しています。
試行錯誤の仕方が、マイナス計算なので、生活水準が終わります。

周りにいた酷い人間だと、
道端に生えている食べられる雑草(菜の花、土筆などの野草)をキャベツと一緒に混ぜて
かさ増し野菜炒めとかを食べていました。

当時、平成時代に雑草を食べる人間を間近で見たのは初めてだったので衝撃でした。

塩スープなど普通の生活をしていたら耳にする事のない食事をローンのせいで行っている人種が機材バカたちです。

出来るのであれば、借金やローンとは無縁の人生を送りたいですね。

アイキャッチは所有者本人です。
こいつが人間の生活を捨て、機材を入手する快楽を糧に生きている人間です。
遭遇したら逃げ増しょう。

それではこの辺で。

※値段は当時の相場レートや店頭の価格などで変化しますので、実際の価格とは異なる可能性があります。

 

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