そう思った時に大切なのが、DTM用のデスク選びです。
DTMは長時間の作業が続くので、自分の制作スタイルに合ったデスクを選ばないと、作業効率が落ちてしまうからです。
今回は、DTM初心者向けに、DTMにおすすめのデスクを紹介していきます。
DTM用のデスクの選び方
DTMと一重に言っても、バンド系の楽器の録音が主体なのか、MIDIキーボードでの打ち込みが主体なのかで選ぶ機材や構築する環境が大きく変わってきます。
そこで、DTM用のデスクの選び方をまとめました。
- ラック機材を使用するか
- 打ち込み主体で88鍵のMIDIキーボードを使うか
- モニターを何個設置するか
それぞれについて深く掘り下げていきましょう。
ラック機材を使用するか
プラグインではなく、ハードウェアのアンプシミュレーターやマイクプリアンプを使用する場合は、ラック機材を直接マウントできるデスクが便利です。
別売のラックケースを買って足元やデスク横にラック機材を置いてしまうと、スペースが狭くなってしまってデメリットになってしまうからです。
筆者は足元にラックケースを重ねて置いていますが、何度も足をぶつけました。
その経験から、ラック機材を直接マウントできるデスクがおすすめです。
そして、私も欲しいです。
打ち込み主体で88鍵のMIDIキーボードを使うか
クラブミュージックやダンスミュージックを制作している方は、MIDIキーボードを使って制作をしていると思います。
そんな方は、88鍵のMIDIキーボードが置ける横幅の広いデスクを選んでください。
今は88鍵じゃなくても、経験を重ねて音域の広い88鍵のMIDIキーボードが欲しくなる可能性が高いからです。
筆者はM-AUDIO社の88鍵を使っていますが、このMIDIキーボードの横幅は約135センチあります。
横幅140センチ程度のデスクを用意しておくことで、後で88鍵のキーボードを購入してもデスクを買い替える心配がなくなるでしょう。
モニターを何個設置するか
DTMでは複数の音源やエフェクトを立ち上げる機会が多いので、モニターの中がウィンドウだらけになることがしばしば。
そんな時に、デュアルモニターなど複数のモニターを使用すると、ウィンドウをこまめに閉じたり動かす手間が省けます。
もし、先々デュアルモニターにしてみたいと考えているなら、そのスペースを考慮してデスクを選びましょう。
DTMにおすすめのデスク3選
ここからは、実際の商品の中からDTMにおすすめのデスクを紹介します。
QUIK-LOK / Z250
最初に紹介するのは、イタリアのブランド「QUIK-LOK」のDTMデスクです。
「部屋が狭いけれどDTM用のデスクは置きたい」
そんなアナタにおすすめですね。
その理由は、キーボードスライダーが付いている点です。
パソコン用のキーボードはキーボードスライダーに格納し、MIDIキーボードをデスク上に設置してみてください。
限られたスペースでも邪魔にならず、どちらの作業もしやすくなりますよ。
上部のモニタースペースの横幅は98センチ、天板の横幅は111.8センチです。
天板に設置する場合、MIDIキーボードは61鍵まで対応しています。
ProStyle / KWD-100
次に紹介するのは、録音がメインの方に最適な「ProStyle KWD-100」です。
なぜなら、KWD-100はラック機材を直接デスクにマウントできるからです。
5U×2のスペースがあるので、複数のアンプシミュレーターやチューナー、コンプレッサーから電源まで幅広くマウントできます。
また、引き出し式のサブテーブルは61鍵のMIDIキーボードまで対応しています。
和音の確認やちょっと打ち込みをするだけなら十分でしょう。
デスク上部、天板共に横幅は122センチです。
Euro Style / WS-01 WOOD
最後に紹介するのは、88鍵のMIDIキーボードを設置できる「Euro Style WS-01」です。
このデスクの一番のメリットは、88鍵のMIDIキーボードが設置できる点に付きますね。
MIDIキーボードの両端はややデスクからはみ出しますが、落ちたりする心配はありません。
さらに、デスク正面に3U×2、デスク下に4Uのラックマウントスペースを完備。
ハード音源やラック型のオーディオインターフェースも楽々収納できます。
また、デスク上部や天板が広いので、モニターを複数起きやすいのもメリットですね。
デスク上部、天板共に横幅は120センチです。
DTMを楽しむためにはデスクが大切
今回はDTMにおすすめのデスクを紹介しました。
どんなMIDIキーボードを使うのか、ラック機材は必要かなど、自分の制作スタイルに合わせてデスクを選んでみてください。
良い楽曲を作るには、良い環境が必要です。
デスクはこまめに買い換える物ではないので、しっかりと吟味してみてください。