ギターぐらい自由に弾かせろ思うかも知れませんが、基礎練習は一番大事です。
これが出来ていなければ本当に色々と困ります。
困らない人は才能がある可能性がありますので、そのまま続けてください。
今回書いていこうと思うのは僕自身が実際に練習をして、ためになった、ピッキングと運指の練習です。
ためになったと書きましたが、実のところは矯正です。
これでいくらかはマシになりましたが、今も綺麗に弾けているかはわかりません。
どうして矯正をしたのか?
どうして運指の矯正なんてしたのか?
あるとき友人Sと一緒にギターを弾いていたときのことです。
※友人Sは現在ギタリストとして活躍中です。記事にもしてあるのでリンクを貼っておきます。
今回紹介させてもらうのは一流大学を卒業して、三流ギタリストになった友人の話です。世の中には人が羨むような順風満帆な人生を自ら捨てて、自由に生きている人間もいます。そんな友人Sの話をしようと思います。▼[…]
友人S「お前の運指すげえ汚くねえか?ピッキングもやべえ」
僕は一度もギターを人から習った事がないので、当時は気にした事がありませんでした
しかし、今考えるとバタバタしていてそれはもう見ていられないものでしたね。
そんなこんなで、友人Sから運指の矯正をする為にギターを習いました。
ついでにピッキングも矯正できる練習方法だったので、練習しました。
実際の練習
練習の前に準備するものがあります。
メトロノームがあれば大丈夫です。
メトロノームはスマートフォンのアプリでも、適当に調べたら出てくるようなWEBアプリでもなんでもいいです。僕は、パソコンの前で練習をする事が多かったので、WEBアプリで練習をしていました。
勿論家にメトロノームがあるのであれば、それでも大丈夫です。
基本的にリズムが精確なメトロノームであれば何でもいいので、壊れてない限りモノを選ばなくても大丈夫です。
僕はついでに適当な紙を用意して弾いていました。適当な紙がないときはティッシュで代用していました。
どうして必要なのかは後で説明していきます。
ちょっとぼかしていますが、実際なんでもいいです。僕はアンドロイドのスマートフォンなので、iPhoneアプリは詳しくありません。本当になんでもいいです。
実際の練習について
それでは練習について解説していきます。
お粗末ですが一応TAB譜を用意しました。楽譜の読めないギタリストは圧倒的に多いので、これでいいでしょ?
僕も楽譜は読めませんしね。
BPMは100くらいから初めてもらえればと思っています。
本当にこれだけ。
これで、ずっとドレミファソラシドを弾き続けます。
ピッキングがこれで大分矯正されますよ。
リズム感もこれで大分解消されます。
最初は表でリズムを取って、その後裏でリズムを取るなど色々とこれだけでも応用が利きます。やってみましょう。
簡単だと侮っていると痛い目にあいます。本当に綺麗に弾ける人は案外少ないです。
僕が大学生時代に、後輩などにこれを弾いてみてといっても綺麗に弾けた人は本当に少なかったです。
次の譜面です。
ドシラソファミレドと帰ってきます。
最終的にはこの練習で、16分でテンポ150の裏でリズムを取る事を目標としましょう。
そこまでいければ、極端に速い曲以外は大体対応する事が出来ます。
僕自身は5年前に練習を始めましたが、テンポ160で止まりました。これ以上は無理でしたので、大体150くらいで凡才ギタリストは頭打ちになります。
この練習はピッキングの強制に丁度いいんですが、実はスケールの練習にも後々効果的になってきますので、機会があればまたその話は解説しようかと思います。
ちょっとした応用ですが、最初の音に大体の人はアクセントを付けますが、どこにアクセントを置くかでも練習できます。
さらに最初のピッキングのをダウンピッキングからアップでピッキングするだけも練習の幅は広がります。
やってみて自分でこうしたらいいのではと思う練習方法を変化させていく事も大事だと思います。
運指の矯正方法
ピッキングの矯正が出来たのであれば次は運指を矯正していきます。
自分の運指が綺麗かどうかは関係ありません。効率的に指を動かせるように改造します。
やり方は簡単で、紙を1枚用意するだけです。
適当に紙を垂らします。
こんな感じです。例にも漏れず、部屋が汚い。
後はギターを持って指板をこの紙に近づけましょう。
紙に指が触れないようにして後は練習あるのみ。
だんだんと指と紙の間隔を狭くしていけばそのうち、運指が綺麗になっています。
僕自身は滅茶苦茶アナログな方法だと感じていますが、これが一番矯正に利きました。
メトロノームに合わせてドレミ……とピッキングを矯正しつつ、指板にも注意を向けてギターを弾いていきます。
これも合わせて連取をしていくとなかなか難しいです。最初は指と紙の幅は5㎝くらいでしたが、ある程度練習していくと2㎝くらいまで狭くする事が出来ました。
時間はかかりましたが、この練習が人生で5本の指に入る練習でした。
ポイントとしては、意識を常に指の先に向ける事が大事です。
普段だらだらと音をなぞるだけの練習をしているのであれば、このような小さな事に目を向けて練習してみると面白いですよ。
実際に練習しているときの意識なんて音をなぞる事に重きを置いている人が多いです。
まとめ
今回は僕がギターの練習で『ため』になった練習を紹介しました。
どうしてこんな練習を取り上げたかといいますと、「お前らは凡人だから、出来ることは全部やった方がいいの」と思っているからです。
ギターを独学で練習して、プロになっている人間は何人もいますが、その人達は才能があるからです。才能のない一般人上がりのギター弾きは小さい練習を積み重ねるしかないんです。
僕自身運指の練習をして矯正が実感が出来たのは半年くらい経ってです。
ピッキングの練習ですが、こちらもテンポ150の裏拍に慣れるまでに1年くらいかかっています。才能が無いからです。
小さな練習の積み重ねをして、少しづつ苦手なところを改善していく事が練習です。
既にこの辺りの練習をしなくてもいいと感じている人は読まなくてもいいですが、少しでも練習したい人は頑張ってみてください。
また、才能がある人はこんな記事を見ることなく上手くなっていくでしょう。
何よりも僕たちは一般人で凡才であることを認めて練習をしてください。
練習中に自惚れるのは最悪なので、練習中だけは一番下手と思いながら練習してください。一朝一夕で身につくものでは在りません。
もし一夜にして出来たのであれば、才能があるのかもしれません。
どんどん上手になってください。
今回はこの辺で失礼します。