講演会やカフェで演奏する仕事って?

始めまして Higashiです
私は、数年前から医療講演会・病院内のカフェやイベントでピアノ演奏をしています

演奏はボランティアとしてではなく仕事として行っているので
『演奏者』として依頼を受けているということになります

どのような流れから演奏依頼を頂くようになったのか?
演奏の場や機会をどこから得られたのか?

演奏の場を求めている方々に役立ててもらえるように
これまでの経緯やポイントを分かりやすくお伝えしていきます

 

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サウンドハウス

【はじめに】

 

何がきっかけで演奏する機会が得られたのか?

私は、20数年ピアノ講師をしている
ピアノ講師といっても、演奏レベルには大きな差があるのが実情で
技術だけで見れば 私はかなり低い位置にいるだろう
演奏や指導者のグレードは取得しているので
世間的に見て一般的なピアノ講師なのかもしれない

ある時、私の生徒の保護者から
「来週、演奏会を聴きに行く予定です」と演奏会のチラシを見せられたことがきっかけで
発表会ではない形で 生徒に演奏を聴く機会を作っていきたいと思うようになった

そんな矢先、両親の闘病や他界が重なって
1年位 音楽から遠ざかった生活を送っていた

大好きな音楽を聴く余裕すらなかった日々・・・
闘病中に心が折れそうになっていた両親の姿が目に焼き付いて離れなくて・・・

私が家族として経験し感じたことを音楽という形で伝えていかなくちゃ!と奮起した

演奏はボランティアで行うと最初に決めていて
場所は自宅近くのホスピスを視野に入れて 早速リサーチ

いきなり電話をするのではなく あらかじめ病院のホームページで
ボランティア実施の有無をリサーチしてから問い合わせをした

トントン拍子に面談が終わって 翌週から定期的に演奏ボランティア活動を開始した

ホスピスで演奏ボランティア活動を始めて5年が経過

現在は2ヶ所の病院で演奏する機会を得られていて
一般開放されたスペースでは 私の生徒も聴きに来て楽しい時間を過ごしてもらっている

サウンドハウス

仕事の依頼はどのような形で受けているのか?

ボランティアとして演奏する機会が多くなると
病院関係者と顔見知りになり気軽に声を掛けてもらえるようになる

病院や福祉施設では年に数回 一般向けの講演会や健康講座が開催されることが多い

ある時「堅苦しい講演会にならないように音楽を取り入れたい」と
病院長から相談を頂いたことがきっかけとなって
年に数回 演奏者として講演会でキーボード演奏を行っている

現在は病院の講演会に限らず 様々なイベントやカフェで演奏者として仕事を受けている

演奏者として求められるスキルとは?

演奏者としては技術的には低いレベルの私だけど
たくさんの演奏家がいるなかで 声を掛けてもらっている理由の1つは
『謙虚さとコミュニケーション能力』だと思っている

大切なのは『演奏技術』ではなく『人間力』

自分に声を掛けてもらうことに感謝して
感謝の思いを 仕事の姿勢や態度で相手に伝えていく

当たり前のことを1つ1つきっちりと行っていくことは勿論
思いを言葉にしてしっかり伝えていくことで 次に進む道を拓いていく

自分の思いや姿勢は必ず態度に現れるので 驕りが生まれるとそこで終了!

感謝の気持ちはきちんと言葉にして伝えていきましょう

演奏前に担当者と事前打ち合わせをしておくことは必須で
・どのような目的で開催されるものなのか
・当日はどのような方が対象者なのか
・演奏の持ち時間はどれ位なのか
・楽器は持参するのか(音響機器の使用有無)
当日のスムーズな実施に当たり 事前準備は手間と時間を惜しまないように☆

サウンドハウス

【さいごに】

全ての経験は実績となって
実績は新たな人脈をつくり
人脈は 新たな活動の場を創造するきっかけになります

また、『良質な音楽を提供する』という思いも重要ですが
それ以上に 『演奏者自身が音楽を楽しむ』ことが求められていると感じています

笑顔や思いは周囲に連鎖していきます

1つ1つの出会いに感謝して 謙虚な姿勢で音楽を楽しんでいきましょうね

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