バンドメンバーが練習してこない?!現役ミュージシャンが対策を伝授!

バンド練習中にピーン…
「また、あんた音外れてるやないの!」と
怒り狂いたくなる瞬間ってありますよね?!

本人は練習してきている…とは言っているものの
明らかな練習不足!

「プチーン」と音を立ててなにかがブチ切れる前に
まずはこの記事を読んでみて下さい。

バンドメンバーが練習してこない理由と
練習不足の対策を見直していきましょう!

サウンドハウス

バンドメンバーが練習してこない原因とは?

バンドメンバーが練習しない原因1:練習方法がわからない

まず、初歩的な話ですが練習するクセが
身についていないと苦手意識が芽生えてしまい、
練習のやり方そのものがわからないといった
事態に陥ります。

楽器に触れていると

  • リズム練習
  • フレーズ練習
  • 曲練習

などスキルアップに向けて
さまざま方法を探すのが一般的ですが、
練習方法がわからないメンバーは
「どれかが欠けている!」といったことが…。

練習しないのではなく、
練習方法がそもそもわからないのが
原因になってしまうんですね。

彼らはどうやら異世界の
パラレルワールドの世界に
迷い込んでしまったようです!

サウンドハウス

バンドメンバーが練習しない原因2:ズレに気づかない

音楽は個人の捉え方や判断で変化するので
本来は自由奔放でOKです。

しかし、バンドはアンサンブルなので
ハシッたりモタッたりといった
ズレを修正したうえで成り立ちますよね。

いきなり「バーン」「ジャーン!」など
「えっ、これスピッツのカバーなのに…前衛的過ぎじゃね!」
みたいなのは需要と供給が一生追いつきませんから。
(スピッツトリビュートに入っている山本精一が率いる
羅針盤のロビンソンでさえ原盤に忠実)

判断基準が甘いメンバーはきちんと練習していますが、
フレーズ練習の延長上にバンドを捉えているため
ズレに気づかないといったことがあります。

練習してこない!と思っているほとんどのメンバーは
上記のように練習方法が間違えていたり、
甘かったりするといった共通点がある…といった
可能性も同時に抑えておきましょう!

バンドメンバーが練習しない原因3:バンドへの不信感

バンドのメンバーとのトラブルや将来性が見えない
という理由で練習をしてこないことがあります。

「もう脱退しよう…ヤメだヤメだ!」
「このバンドに未来はない…サラバ!」と
嫌々やっていたら練習にも力が抜けてくるでしょう。

人間関係などで悩んでいるために練習に力が入らない…
なんてことも原因の一つとして考えられます。

もうマジで、バンド生き物。

サウンドハウス

バンドメンバーが練習不足な場合の対策は?

バンドメンバーの練習不足対策1:人間関係を見直してみる

バンドメンバーといえど一人の人間です。

別に仲良しグループが作りたくて
バンドを組んだわけではないでしょうが、
人間関係はモロにグルーブに影響します。

バンド内の関係性で悩んでるメンバーはいないか?と
常にアンテナを張り、時にはガス抜きにつきあったりと
対策をとることでモチベーションの維持に繋がるので、
積極的に協力してあげましょう!

女子力高めに!

バンドメンバーの練習不足対策2:個人練習を共に過ごす

練習が苦手な場合や、
音楽の知識が乏しいと
「どこがミスか?」ということさえわからないメンバーも。

そんな時は個人練習をともに過ごし、
間違えた箇所でストップ。

また、間違えるとストップ。

と「ミス」をまず理解してもらうことから始めましょう。

また、共に過ごすことで
個人のクセやミスを起こすタイミングな
ども見えてきたりするので、
「急がば回れ!」とメンバーとの個人練習を
重ねてみるのも作戦の一つです。

バンドメンバーの練習不足対策3:練習を録音して音声データで共有する

録音をせずに、ただバンドに合わせていると
自分のプレイに全く気付いてないことがあります。

初めて自分の声を録音して聞くと、
「まるで別人のように聞こえる!」といった状況に
似たことがボーカル以外のパートにも当てはまります。

スタジオ練習中には積極的に
録音するようにしましょう。

ちなみに、ビートルズのアビーロードレコーディング風景でも
ポールがジョンに「ずれている!」と指摘し、
ジョンが「まず録音を聴こう」といったシーンがあるくらいです。

録音した音源を参考に、
「はしる・もたる」などイメージを共有していき、
ズレの相違点を減らしていくと
練習ポイントもわかりやすくなりますよ。

譜面がよくわからない方は、
歌詞カードなどに落とし込んで共有しましょう。

バンドメンバーの練習不足対策4:定期的にライブをする

「ライブの緊張感がないとなかなか練習に熱が入らない」
というタイプのバンドマンもいます。

時にはムダ打ちにみえるようなライブも
モチベーションの維持を目的として持続することも
練習不足を解消させることがあります。

彼らにとっては、「何のために練習するのか?」
といったことをわかりやすく提示する
指針がライブなんですね。

バンドメンバーの練習不足対策5:クビにする

どうしても、意見が噛み合わなかったり、
明らかな怠慢であれば嫌われるのを覚悟で
「クビ」を宣告することも
頭の片隅に入れておきましょう。

他のメンバーにも悪影響を及ぼしますし、
なによりも時間は有限。

不誠実な人とは距離を置いて、
メンバー探しに時間を費やすほうが
よっぽど有効活用ができるとは思いませんか?

自分の中で許せる範囲を予め用意しておき、
一線を超えてくるようなら
「別れ」を選択するのは
何も悪いことではありません。

まとめ

練習してこないメンバーはそもそも
練習していこないのではなく
練習方法が間違っていることがほとんどです!

「こんなズレてるのもわからないの?」と
言いたくなる気持ちをグッと抑えて、
「一人だけが曲にあっていてもバンドは共同体。
アンサンブルからズレているから合わしてくれない?」など、
子供を諭すような優しさをもって
接してみてはいかがでしょうか?

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