英語、フランス語、中国語、スペイン語。
世界には様々な言語がありますが、
共通語ともいえるのが音楽です。
楽譜はほとんどが同じ形式で共有され、
楽器を演奏出来れば
その場で音楽を奏でることができます。
今回は私が海外で生活していた時の
音楽生活や海外旅行先に持っていた話などを
ご紹介できればと思います。
▼オーディオマガジン、ながら聴きはコチラから
ミュージックバーでのセッション
DJが選んだ楽曲に
みんながお酒を飲みながら
リズムを合わせて踊りを楽しむ
「ミュージックバー」
本来は
トランペットの出番がないのですが、
たまたま知っている洋楽
マークロンソンの「Uptown Funk」が流れました。
練習帰りでたまたまトランペットを持っていたので
ノリで取り出して、演奏したら
周りが驚きながらも一緒に踊ってくれたりと
評価は上々でした。
その後も
ホーンセクションが曲に入っている楽曲や
「デスパシート」などが流れた時には
演奏させてもらい、演奏後は、
「Awesome! (最高だった!)」など声をかけてくれる
楽しい経験でした。
バンドをやっている現地の人が
今度一緒にセッションしないかと名刺をくれたり、
そこから「サルサ」「サンバ」の楽団に参加できるなど
交流が増えるきっかけとなりました。
マーケットでのゲリラライブ
私が1年間住んでいたバヌアツ共和国という島国には
日本人のコミュニティでロックバンドがあり、
そちらにトランペットで参加をしていました。
曲は「THE BLUE HEARTS」を中心に
クリスマスなど季節の曲や現地の定番曲などを演奏しており、
歌詞はそのまま日本語で演奏することもあれば、
現地のビスラマ語という言葉に訳して
歌うこともありました。
現地では娯楽が少ないこともあるのか
子どもたちなどは一緒に
「リンダリンダ」と叫んでくれたり、
演奏後にママたちが
マーケットの野菜やフルーツをギャラとしてくれるなど
この国なら音楽で食べていけると実感しました。
国民的イベント 音楽フェスティバルに出演
以前書いた記事
楽器を長く続けていれば必ず人前で演奏する機会に恵まれると思います。 私も高校時代からトランペットをはじめ、大学、社会人と続けてきましたが、多くのステージに立つ機会をいただけました。 楽器を[…]
で紹介したのですが、
バヌアツという国で毎年行われる
音楽フェスティバルに出演しました。
4日間にわたって行われる
このフェスティバルは
全国にテレビ放映されるなど
国民からの注目度が
非常に高いイベントです。
フェスティバルの主催者が
「THE BLUE HEARTS」を演奏する日本人バンドのファン
ということで演奏枠を貰え、
時間にして30分ほどなのですが、
国民が注目するイベントということで
かなり緊張しました。
本番は音が大きかったためか、
マイクを切られてしまい
残念ながらトラペットの音が
消えてしまいました。
私たち以外には
バヌアツで人気のレゲエミュージックや
アイランドミュージック、
伝統的な楽器によるパフォーマンスが行われ、
会場は大盛り上がり
観客としても
バヌアツという国の音楽に触れることができたのは
貴重な経験でした。
海外旅行先での話
海外の一人旅が好きな私は
カメラとトランペットを旅行先に持参することが多く、
演奏する機会は限られているのですが、
山頂やバックパッカー宿で演奏したりなどします。
バックパッカー宿では
ギターやピアノなど置かれていることがあり、
宿泊者がセッションなどを
楽しんでいることがあります。
オーストラリアの
タスマニア島を旅行しているとき、
トランペットでセッションに混ぜてもらい、
ジャズや洋楽ナンバーを中心に楽しでいると
ジブリ音楽や日本が好きだという
おじいちゃんに声をかけられました。
話を聞くと
ぜひうちに泊まりに来ないかという流れになり、
おじいちゃんの住む家に行くことになりました。
暖炉の前で
何曲かジブリの曲を披露したり、
音楽やその他の話題などで盛り上がりました。
楽器でこういった特別な出会いができたのは
今でもいい思い出です。
まとめ
私の場合は
かなり特殊なケースかもしれませんが、
音楽で世界の人と繋がることができました。
トランペットでなくとも、
ギター、ピアノ、打楽器、歌などができれば
私と同じような体験ができるかもしれません。
また、海外の途上国に
オーケストラとして演奏しに行くNPO団体があるなど
海外でステージに立てる機会も増えてきているので
興味がある方は
ぜひご参加してみてはいかがでしょうか。
最後に
海外へトランペットを持参する時に合わせて
持参していたものを参考までに紹介します。
- バルブオイルなどのメンテナンス用品
- コルクやピストンのばねなどの替えパーツ
- ケース内に入れる乾燥剤
幸いにも
トランペットは
機内持ち込みが可能であったため、
ソフトケースでも大丈夫でしたが、
機内持ち込みできない楽器は
ハードケースなど
輸送時の楽器保護などには
気を付ける必要があります。