バンドが安定したライブ活動ができるようになると
「全国で腕を試してみたい!」と
ツアーに出たくなるのは至極当然ですよね。
しかし、「どうやってバンドツアーに出るの?」
「どんなものが必要?」などわからないことだらけ。
この記事ではバンドツアーの組み方について
説明していきます!
バンドツアーを組むうえで必要なこと
ツアーの経路
まずは大まかに「どういった土地を周りたいのか?」
「いつ頃に周りたいのか?」など
めぼしをつけていきましょう。
ツアーを組む時は大きなバンドだと
1年前からライブを抑えていたりしますが、
まずは半年前から計画を立て、
4ヶ月前にはスケジュールがある程度、
明確になっているというのが一般的です。
必要経費の計算
先立つものはまず「お金」です。
無名であれば黒字になることはほぼありません。
まずはペイ(赤字なし)できるように
予算を組んでいきましょう!
また、お金をキチンと貯めておかないと
ツアー中にひもじい思いをすることになります!
マジで!(旦那談)
- 食費
- 交通費
- 旅費
- 機材使用料
- 打ち上げ代
ツアー先のライブハウスによっては
機材使用料平均3000円〜5000円ほど
徴収されることがあるので、
予算に組み込んでおきましょう。
イベントではなくブッキングの場合は
チケットバック制が大半です。
予約数やバック率を前もって確認しておき
算出しておくと予算の目安が立てやすいですよ!
交通手段の確保
つづいて、交通手段を確保しましょう。
バンドの場合は車移動がほとんどですが、
2ピースや3ピースだとバスや
季節限定で使用できる青春18切符を用いて
鈍行列車で周ったりと方法はさまざま。
レンタカー代やガソリン代、
高速代を考えると車の維持費は結構かかるので
メンバー内で話し合って最安の方法を探しましょう。
高速バスは楽器持ち込み禁止!のことがあるので、
あらかじめ電話で確認しておくことを
強くオススメします!
宿の確保
そして、次は宿の確保です!
初ツアーならネットカフェや車中泊が主流ですが
最近は一人1500円〜2000円程度で
素泊まりができる安い民泊も増えてきています。
バンドのお財布事情で相談しながら決めましょう。
稀に地方へ行くと泊めてくれるライブハウスもあります。
続いてどのようにバンドツアーを組んでいくのか?を
具体的に説明していきます。
バンドツアーの組み方その1:地元のライブハウスを頼る
日本でバンドツアーを周る一番メジャーなやり方は
地元のライブハウスにツアーを組んでもらうことです。
「◯~◯でツアーに出たいんですけど!」と相談してみます。
ただし、ライブハウスにも面子があるので
地元で人気があるバンドか、
新世代としてプッシュしたいバンドなど
ふるいにかけられ
「NO!」と言われることもあります。
バンドツアーの組み方その2:直接ライブハウスにブッキング交渉する
ライブハウスに組んでもらうと同時に
穴が空いている日程は自らで埋めていきます。
手順としては行きたい土地のライブハウスや
ライブバーをリサーチ。
出ているバンドのジャンルや日程状況を確認しながら
「知り合いのバンドはでていないか?」など
ツテを探していきます。
仲介者がいないとライブハウスの飛び込み(一元)での
ブッキングは厳しいので、
ライブをよく開催しているライブバーなどをチェック。
オープンマイクDAYや登録制ライブを狙い
「OA(オープニングアクト)でもいいので!」
「◯分だけでいいので!」など
OKが出やすいように交渉しましょう。
尚、自分から交渉する場合は、
投げ銭イベントなどでアガリを
渡してくれることもありますが、
ギャラやバックは基本的にはゼロです。
バンドツアーの組み方その3:地方の友人バンドに組んでもらう
地元のライブハウスでは自分たちがツアーにまわるような形で
同じようにツアーをしているバンドが山のようにいます。
ツアーバンドが地元にやってきたときに交流しておくと、
いざツアーを組むときに
「〇〇でライブしたいんだけど
イベント組んでくれない?」など相談することが出来ます。
とくに、初ツアーは集客率の高い週末は
ブッキングしてもらえないことがほとんど。
音源審査は受かってもライブが良いかどうかはわからないし
お客も呼べずに利益に期待できないため
ライブハウス側からシたら当然の判断かもしれません。
そういった週末に友人の地元バンドと
対バンできたら激アツです。
もちろん信頼関係の構築なので
頼られた時は逆に断りづらくなるといった
デメリットは覚悟しておきましょう。
まとめ
「バンドツアーを周る!」ということは
自分たちのバンドのために地元のライブハウスや、
受け入れ先のライブハウスまで
さまざまな人間に協力を得ることで成り立っています。
音楽で仕事をするということは、
協力人の全員に利益を発生させる
バンドに成長するということ。
音楽力と人間力で全世界にライブ場所を
拡張していきましょう!