今回紹介させてもらうのは
一流大学を卒業して、
三流ギタリストになった友人の話です。
世の中には人が羨むような
順風満帆な人生を自ら捨てて、
自由に生きている人間もいます。
そんな友人Sの話をしようと思います。
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友人について
友人Sはとにかく頭が良くて、
兄が東京大学だったので、
自分は東大に行きたくないと
都内の某国立大学に入学したような人間です。
もちろん現役で入学しています。
お前も、いい大学卒業しているんじゃないのかと、
自慢話のような感じになりそうなので、
一応言っておきますが、
僕は友人Sのような
一流大学を卒業していません。
一流の三流大学なら
卒業しました。
今回のお話の主人公である友人Sですが、
大学の軽音楽サークルからの付き合いです。
大学のサークル自体が
インカレサークルだった事もあり、
色々な大学からいろいろな人が
集まっていたサークルでした。
僕はそのインカレサークルに
お邪魔していました。
友人Sは当時から、
常に練習を続けているような、
普通の人間であれば、
頭がおかしいと思われるような行動を
取っていました。
テスト勉強をしている時も、
友人たちと麻雀を打っているときでも
常にギターを抱えて生活をしているくらい
弾いていました。
ギターが好き過ぎる事も問題だと
そのときは思いました。
その後、普通に大学を卒業した友人Sは、
当然のように一流企業に就職しましたが、
それが僕にとっては衝撃でした。
このまま音楽を仕事にしていくのかと
思っていましたし、
友人ほどギターが上手くても
サラリーマンになるんだと思いましたね。
実は会社は辞めるだろうと思ってました。
結果として
会社は辞めたみたいだし、
僕の未来予知は成功したみたいです。
ギタリストに素朴な質問をしてみた
今の三流ギタリストに
少しだけ質問をしたので
まとめていこうかと思います。
僕の要らない一言を添えて。
恐らくギタリストの年収は
みんな気になると思う。
彼が勤めていた会社は
20歳後半で年収1000万円を
超えるような会社でしたので、
滅茶苦茶年収が下がっている。
よくこれでギタリストになろうと思ったな。
すげーよ。
いかにもギタリストって感じの
ギター入れなどの仕事は当然として、
ライブサポートやバーでの演奏もやっている。
ギタリストは華やかな仕事が多いと
思われがちだけれど、
実際は地味な仕事のほうが多い。
華やかさは微塵もない。
三流だもの。
今はほぼ無職と名乗っていたので
殆ど働いていないらしい。
時勢だから仕方ないけど
それにしても仕事がないみたい。
それより前は
それなりに仕事をしていたらしい。
これは半分本当で、半分が嘘。
一日12時間以上
ギターを弾いていた友人だ。
どうせ無意識でギターを触っている。
そうであってくれ。
急にギターを弾いている感が
出てきて面白いな。
少しだけ解説をします。
ギター→CRYBABY(GCB-95)
→Crews Maniac Sound G.O.D
→EP Booster→MS-70CDRといった
非常に簡素な組み合わせ。
僕の記憶が正しければ
EP Boosterは僕が友人に売ったものだ。
大事に使われているらしい。
学生時代と変わっていない。
変わったのはジャ○プの連載だけ。
昔から変わらない連載はワ○ピース。
友人は今でもジ○ンプキッズ。
ただ人間は浅ましい生き物なので、
金になりそうな事は常日頃考えているそうだ。
僕もそう。
みんなもそうでしょ?
堅実かつ懸命な回答。
模範解答。
実際に本当に夢を諦めきれない人間で、
誰よりも実力があると思える人間以外
辞めた方がいい。
最後に
今回は一流大学を卒業して
三流ギタリストになった友人Sの話です。
音楽を仕事にするのは大分難しくて、
みんなが思っている
20倍は厳しいものだと思います。
その中でも『ギタリスト』は
供給過多な世界です。
ツイッターやyoutubeを覗けば
若い才能が溢れています。
そんな才能と努力だけの世界で
一流を捨てて三流になった友人を
応援しています。
彼は今日も何処かで
三流ギタリストをしているとおもいます。
もし夢を諦めきれないのであれば
こんな人間がいる事を
思い出してください。