子どもの頃にテレビアニメをみて
作品に何かを教えられたり、
感動したという方は多いでしょう。
「声優」という職業は
一昔前は表舞台にあまりでてこない地味なものでしたが
近年はテレビなどへの露出も増え、
声優にあこがれる方も少なくはありません。
しかし、一概に声優になりたいといっても
何をすればよいのかというのは
大半の人はわからないかと思います。
本来ならば、養成所や専門学校などを経て
基本的な部分を学ぶ必要があります。
ただ、これらは多くの費用をかけますし、
場所によっては高校卒業後でないと入れないところもあります。
また、都会住みであれば選択肢として考えられますが、
田舎ではまだまだこうした学校は少なく
事情により夢をあきらめなければいけない方もいます。
そこで当記事では、声優になりたいあなたが
自宅で独学でできる練習法について
元演技指導者の筆者が解説させていただきます。
あなたのスキルアップにつながる内容ですので、
ぜひご一読ください。
自宅でできる独学ボイトレ法
声優は声を売り物にする職業ですので
日々のボイスとレーニングは欠かせません。
鍛えなければならないのは以下の5つです。
- 声量
- 筋肉
- 発声
- 滑舌
- 呼吸
この項目ではひとつずつ解説していきます。
声量
声量は歌手はもちろんのこと、
声優にも必要です。
大きな声を出せる環境さえあれば
自然と声量はあがるのではないかと
勘違いしている方がいます。
実はそうではありません。
声量に大きく影響するのは、
姿勢と声帯の閉じ、口の開きです。
姿勢が悪くなると
喉や口が大きく開かなくなってしまいます。
結局は姿勢の悪さがこれらに影響してしまい
声量が出せなくなっているのです。
声量を改善するためには、次の3つが大切です。
- 腹筋
- 呼吸
- 肺活量
腹筋と呼吸の鍛え方については
後述で紹介させていただきます。
肺活量は主に有酸素運動によって鍛えられます。
ジョギングやマラソン、
水泳などがおすすめです。
しかし、外にでるのがおっくうという方は
息を止めたり、深く呼吸することを意識するとよいでしょう。
風船などを膨らます作業を行うなどすると、自然とできます。
筋肉
声優として使う筋肉は
首周りの筋肉や表情筋、腹筋などです。
それぞれ簡単なトレーニングを繰り返せば
徐々に筋肉はついていきます。
とはいえ、
筋トレは面倒くさいというのはいうまでもありません。
腹筋はお腹に力をいれるように意識して
カラオケなどをすることでも鍛えられますので、
自分にあったトレーニング法をみつけましょう。
発声
発声をよくするには、
自分の自然な声を出す必要があります。
姿勢では、
下あごを下げないようにし、
顔をできるだけ上げないようにしなければなりません。
上手くするコツとしては、
むやみに声を大きくしようとしないことや
良い声をだそうとしないことが大切です。
つまり、発声とは
力を入れると上手くいかないのでリラックスして声を出すようにしましょう。
滑舌
声優になりたいといっても、
生まれつき滑舌が悪いため、
断念するという方もいます。
顎が細かったり、
細いわりに舌が太かったりと
身体の構造上の問題な方は
手術も視野にいれなければなりません。
しかし、多くの方は滑舌の悪さを
簡単に軽減することができます。
そのコツとは、
口を大きく開けることを意識するだけです。
発声にも繋がることですが、
正しい口の動きを身につけなければ
綺麗な声は出せません。
呼吸
声優や歌手を志すのならば、
腹式呼吸を身に着ける必要があります。
やり方は
背筋を伸ばし、鼻からゆっくりと息を吸い込み、
お腹に空気をためます。
そして口からゆっくりと息を吐きだします。
この際に、
先ほどとは逆にお腹から空気を放出することを意識しましょう。
多くの方は吐くときよりも吸うときのほうが力を使いますが、
腹式呼吸では吐くときに倍の時間を使うのが特徴です。
声優になるためにいまできることを自宅で頑張ろう
悩んでいるより、
まずはいまできることを頑張ることが大切です。
今回解説したように、
自宅でできるトレーニングは意外とあります。
まずは鍛えなければならない部分を鍛え、
声優になるための基礎を作り上げてください!