ジャズ・ポップス向けサックス用リードの定番・おすすめ6選

ジャズ・ポップス系のリードは、選択肢が多くて選ぶのが難しいですよね。
モデルごとで特徴がさまざまなので、まずは定番モデルから試すことで自分の好みが分かりやすくなります。
エッジの効いた音や暖かい音など、出したい音をイメージしてから今回紹介するリードを吹いてみてください。

ジャズ・ポップス系リードの特徴


ギターなど音量・音圧のある楽器と一緒に演奏することが多くなるため、他の音に負けないようにしっかりと鳴らせることが必要です。
そのため、ジャズ系リードは「アンファイルドカット」が中心となっており、抵抗感が少なく息が入るため鳴らしやすい傾向にあります。
また、全体的に2や2半など柔らかめのリードを選ぶ傾向にあります。
吹奏感が軽いため自分の吹き方(息の方向など)次第で暗めにしたり明るめにしたり音の柔軟性が高くなります。
しっかりとした鳴りが必要になるので、よく吹き込んだ状態で自分に合うリードを選ぶようにしてください。
軽く息を入れて吹くと軽いだけの音でリードの違いが分かりにくくなってしまいます。

抜け感が強すぎるリードが合わないという方は、ファイルドカットも選択肢に入ってきます。
程よい抵抗感やまろやかな音がほしい方は試してみてください。

定番メーカー

Vandoren

クラシックでは断トツで人気を持つフランスのリードメーカーですが、ジャズ系のリードも幅広いモデルを展開しています。
ジャズ・ポップスでも人気が高く、落ち着いた響きを持つ傾向があります。
程よいまとまりのあるリードが多くなっています。

Daddario WOODWINDS

ジャズのイメージが強いアメリカのリードメーカーです。
ジャズ・ポップスで古くから愛されるモデルもあるため定番メーカーとして人気が高くなっています。
明るく華やかなな響きを持つリードが多い傾向にあります。

おすすめモデル

Vandoren JAVA アンファイルドカット(緑ジャバ)

コシがしっかりめになっているので輪郭がハッキリします。
柔軟性も高いリードで、太くしっかりとした響きで吹くことができます。
もっと抵抗感が軽く芯が強い音を出したい方はJAVAのファイルドカット(通称、赤JAVA)がおすすめです。

Vandoren ZZ

パワフルな音を出しやすいリードです。
全体的に若干厚めのカットになっているためパワー感が出やすくなっています。
しかし、厚すぎるタイプではないため反応の良さも失われていないリードです。
他のジャズ系リードで良く鳴るのはいいけど、もっとパワー感がほしいという方におすすめです。

Vandoren V16

厚さもあり硬めなので抵抗感が強く感じやすいリードです。
パワー感をとにかく出したい、吹き込んだときにエッジ感を出したい方におすすめ。
リード自体がしっかりとしているため吹き手にもパワーが必要になります。
パワー不足だと若干反応が悪く感じやすいので、しっかりと吹き込むことを意識してください。

Daddario WOODWINDS Lavoz(ラボーズ)

昔からジャズ界で愛用されている人気リードです。
柔らかく暖かみがありジャズらしい音色になります。
抵抗感は少ないですが、程よいコシが鳴りすぎずにまろやかな音を作ってくれる設計になっています。

Daddario WOODWINDS JAZZ SELECT アンファイルドカット

薄めのリードで反応が良く音抜けも良いリードです。
抵抗感が少なく鳴らしやすいリードを好む方におすすめ。
ハッキリした力強い音が出やすい設計で、2S・2M・2Hのように細かく番手が分かれているので好みの硬さを選びやすくなっています。

WoodStone

石森管楽器が作る日本製リードです。
日本製らしい丁寧な作りで品質のバラつきが少なくなっています。
抵抗が軽い傾向にあるのでよく鳴り、明るいきらびやかな音です。
楽器それぞれに合うように楽器ごとでカットの特徴が若干異なっており、ソプラノではサイドが厚めだったり、テナーではヒールが厚めなどの違いがあります。
特に分かりやすい違いでは、ソプラノ~テナーまでは「アンファイルドカット」ですが、バリトンでは「ファイルドカット」となっています。

まとめ

ジャズ・ポップス用のリードは、吹いてみるとコシや厚みがモデルごと違うため大きく音の傾向が異なります。
「ジャズらしい音」と言っても幅広い音色があるので好きなプレイヤーの音などイメージして、自分の出す音と比べながらリード選びをしてください。
最初に2や2半など柔らかいリードを選ぶ傾向にあると言いましたが、音色は好きだけどあまりに軽すぎるなら硬めのリードにするのもアリです。

サウンドハウス
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