洋楽は素敵な楽曲が
たくさんありますが、
英語が分からない人には
異国の言語ですので、
意味がわからないという人もいるでしょう。
日本人のアーティストのなかには、
海外での留学経験がある方もたくさんおり、
英語と日本語の両方を理解しているからこそ
使えるテクニックを持った方も
たくさんいらっしゃいます。
当記事では、
あたかも日本語に聞こえる英語の表現を
使っている楽曲と
制作しているアーティストや作詞家について
ご紹介していこうと思います。
また、紹介した楽曲と同様に
仮にあなたが英語がほとんどできなかったとしても
テクニックを盗んでいただけるように
解説していきますので、
ぜひご一読ください。
アニソンに使われた空耳ワード
Rolling Rolling!という楽曲を
ご存じでしょうか?
この楽曲は、
小学生女子のバスケットボールアニメである
「ロウきゅーぶSS」のEDとして
制作されました。
作品そのものは、
女子小学生を題材にしている
いわゆるロリータアニメなのですが、
このED楽曲として使われている
Rolling Rolling!の表現がすごいのです。
Show you guts cool say what 最高だぜっ!
実際に使われているのは
上記のワードです。
「最高だぜっ!」は
いうまでもなく日本語ですが、
これはit’s bestを和訳したものになります。
Show you guts cool say whatは
「君に魅せろ(る)冷静な勇気は~だということを」となるので、
結果的に和訳としては以下のようになります。
君に魅せる!冷静な勇気は最高だということを
一見すると意味は通るようで通らないような
と思うかもしれませんが、
作品をみていただければ
この部分は何となく解釈できます。
このワードが何が凄いかというと、
実は楽曲を聴くと
Show you guts cool say whatの部分が
「小学生は」に聴こえることです。
つまり、楽曲を聴いている側からすれば
「小学生は最高だぜっ」と聴こえるため、
覚えやすく耳に残りやすいといえます。
この楽曲の作詞を担当しているのは
桃井はるこさんという方です。
彼女は作詞家、作曲家として
活動していますが、
声優としても活動しています。
驚くべきは、
留学経験がないということです。
ただし、彼女は中高生の頃から
アニメソングをはじめ、
秋葉原の文化に触れ続けたということです。
好きなもののためならば、
努力を重ね、
才能を開花させることができるのは
すばらしいことですね。
裏歌詞を噂されるマキシマムザホルモン
日本の4人組ロックバンドである
マキシマムザホルモンは、
裏歌詞があるのではと
噂されています。
裏歌詞というのは、
公式で日本語として発表している歌詞が
空耳で英語に聴こえ、
意味が通るというものです。
たとえば、
ぶっ生き返すの歌詞を例にあげます。
脳味噌 常に震わせて
荒々と 運命にそむく
もういっそ 俺に生まれたなら
君を ぶっ生き返す!!
日本語として公式で発表されているのは上記ですが、
裏歌詞として噂されているのは以下になります。
No miss so,to many full one someday!
I’m learn to un many so marth!
More it soul! Already our man letter the sound!
Carry over! it kill can less!
上記を直訳すると以下の意味になります。
否定するものはいつか完全なる数多くの単体に消失する。
俺はそれほど多くのことを学んでもらう。
その多くの魂を、男達は既に音として手紙を出した。
そんなことは出来ないと言うなら、それを殺して先へ進め。
お分かりいただけたでしょうか?
つまり、日本語として公式発表されている歌詞が
空耳英語で聴こえ、
そしてその意味が
曲のコンセプトとあってしまう。
これは実は偶然ではなく、
意図的に作詞されているのです。
マキシマムザホルモンの楽曲の
多くの作詞を担当するマキシマムザ亮くんは
このような作詞をする際に
「言葉またぎ」という手法を
利用するそうです。
言葉またぎというのは、
それぞれの英単語の頭文字だけを繋げると
日本語として聴こえるというものです。
お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、
この記事の前半で紹介した
Rolling Rolling!も同様の手法が使われています。
言葉またぎを使えば誰でも英語で作詞ができる!
当記事で紹介したように
「言葉またぎ」を使えば、
誰でも英語で作詞ができます。
こうした英語の作詞では、
高校で習う程度の英語力があれば、
頭文字に英単語をあてはめるだけで
スムーズに作詞できます。
ネイティブの方からすると、
拙い感じもするかもしれませんが、
日本人に向けて発信する場合は
これで十分といえるでしょう。
言葉またぎのテクニックを利用して、
あなたも英語の作詞に
挑戦してみるとよいでしょう!