DTMで作曲を始めてみたけれど、覚えることや用意するものが多すぎて、行き詰まってしまう人は沢山いると思います。
作業量や工程がかなり多いのも挫折してしまうポイントです。
イメージしていた曲が作れなくてモチベーションが下がってしまい、ときには自分を責めてしまうこともあるでしょう。
音楽理論の勉強をしてみたり、新しく機材を導入することはもちろん大切ですが、DTM初心者は作曲する上での心構えを持つことが最も大切です。
今回紹介する3つの心構えを意識すれば、作曲する上で気持ちが楽になってDTMを無理なく継続することができます。
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1.全ての作業を1人でやろうとしない
DTMでは、作曲・編曲・作詞・ミックス・マスタリング・演奏・録音、様々な作業工程があります。
全ての作業を1人で行ってしまうと、頭がパンクして疲労してしまいますよね。
「オリジナリティ溢れるメロディを作りたい」「リスナーの心に残る歌詞を届けたい」
自分がこれだけは大切にしたいと思うことに、時間と労力を使うようにしましょう。
ミックス・マスタリングは、AIが搭載されているプラグインなどが販売されています。
自動プラグインにお金を投資することで、最も自分のやりたいことに集中できます。
SNSなどで、ミックス師に依頼をしてみるのもありです。
自分がDTMをする上で、何を重視したいのかを明確にしておくことが大切です。
2.パクれるところはパクる
あなたが良いと感じる曲には少なからず共通点があるはずです。
自分が作りたいと思う曲を分析することは非常に大切です。
その上で、良いと感じてパクれるところはパクってしまいましょう。
コード進行・曲の展開・リズム・楽器隊の構成、自分の曲に取り入れたいと感じた部分はパクってしまって問題ないです。
メロディを加えてしまえば、それはあなただけのオリジナル曲です。
好きな曲を真似することで、自分が作りたい曲の方向性なども明確に見えてきます。
「パクれるところはパクるけど、ここはオリジナリティを加えたい!」と決めるのも重要です。
真似をすることで、あなたの強みを活かした曲を量産することができ、作曲のスピードやクオリティも少しずつ上がっていきます。
3.他人の曲と比較しない
作曲を始めると、プロや他人の曲とどうしても比べてしまいます。
自分の曲は劣っていると感じてしまう人もいるでしょう。
人間は他人と比べてしまう生き物です。
しかし、他人と比べて優劣をつけることはしないようにしてください。
プロの曲であれば、自分の曲と比較するのではなく、「良い部分を吸収して自分の曲に活かせるかな?」と
考えてみることがおすすめです。
1曲が完成したときの達成感があったことを忘れてはいけません。
完成したのであれば、完成させた自分を褒めてあげてください。
他人の芝生は青く見えます。きっと、あなたの曲と比較して自分の方が劣っていると感じている人もいるでしょう。
あなたが一生懸命作った曲を愛してくれる人はいます。だから、あなた自身も自分の作った曲に自信を持って愛してあげてください。
どうすれば楽しめるかを考える
音楽は楽しむことが何より大切です。
今回解説した3つの心構えは、DTM初心者でなくてもかなり有効だと思います。
とくに、他人の曲と比較してしまうことはいけないと思っていても、ついついやってしまいがちです。
行き詰まってしまったり、上手くいかなくても決して焦らずに、自分のペースで楽しみながら継続していきましょう。