【楽器奏者向け】本番1週間前〜直前までにやるべきこと

はじめに 本番で力を発揮できていますか?

練習では完璧だったのに、
本番で緊張してしまって力を発揮できなかった。

本番が迫ってくると、
いつも何をするべきなのか迷ってしまう。

そんな経験はありませんか?

本番前の過ごし方を決めておくことで、
直前になって焦ったり、
緊張しすぎてしまうことを防ぐことができます。

この記事では、楽器奏者として
心がけておきたいことを、
1週間前〜直前のステップごとに説明します。

本番1週間前からの過ごし方

本番と同じ時間帯に練習してみる

本番が1週間後に迫るころには、
練習をする時間帯を工夫してみましょう。

例えば本番は午後1時からなのに、
普段の練習を夜にのみ行っている場合、
いつも通りの力を発揮するのが
難しくなる場合があります。

そこで、本番と同じ時間帯に
自分がどの程度パフォーマンスできるのか、
事前に試しておくと安心です。

仕事や生活の都合上、
毎回の練習時間を
本番に合わせるのが難しいとしても、
一度でも良いので
感覚をつかんでおくこと
かなり自信になります。

成功するイメージを高める

本番が近づいてくると、
練習通りに演奏できるかどうか
不安を感じることも多くなって来ます。

本番での成功率を高めるには、
練習の段階で
「成功した」と感じる演奏を
できるだけ多く経験
しておくことが大切です。

普段の練習では
上手く弾けないところにフォーカスを当てて
集中的に繰り返したりすると思います。

しかし、本番に近い時期になったら、
失敗に対して過敏にならないように意識し、
成功に対するアンテナを高くしていきましょう。

上手く演奏できたときの感覚を
体と頭に覚え込ませることで自信がつき、
本番で緊張したとしても
練習の時と近いクオリティで
演奏できる可能性が高くなります。

本番前日までにやるべきこと

イメージトレーニング

本番当日が近づいて来たら、
本番前から演奏を終えるまでの流れを
イメージトレーニングしておきましょう。

演奏そのものはもちろん、
準備から舞台に上がるまでの部分も含めて
なるべくリアルにイメージしておくと安心です。

特に、初めての会場であれば
舞台裏やステージからの光景も
初めて目にすることになるので、
イメージしておくことで
本番当日の緊張を少し和らげることができます。

実際に会場の下見ができればベストですが、
会場の様子をホームページなどで
確認しておくだけでも安心感はあります。

衣装やスケジュールなど演奏面以外の準備を完璧に

当たり前のようで、
意外にも疎かになりやすいのが、
衣装や持ち物、
スケジュールなど演奏以外の要素です。

いまさら何を、と思われるかもしれませんが、
音楽に熱中すればするほど、
他のことが目に入らなくなったりするものです。

本番当日に演奏に集中するためにも、
ささいなことまで完璧に
準備しておくことは大切です。

前日や当日に焦ったり、
時間を無駄にしてしまわないよう、
日にちに余裕を持って
準備を済ませておきましょう。

本番直前の過ごし方

指先や体を冷やさないように

いよいよ本番当日がやって来ました。

ここまできたら、あとは楽しく
演奏することが一番ですが、
パフォーマンスを向上させるために
できることはまだあります。

楽器のメンテナンスには
誰でも気を使うと思いますが、
自身の体の状態にも目を向けてみてください。

緊張して指先が冷えていたり、
体が縮こまったり
していませんか?

冬場であればカイロを持ち歩いたり、
屋内でも温度管理ができるよう
上着を片手に行動するのがおすすめです。

また、季節にかかわらず本番の直前まで
指の運動をしたり、軽くストレッチをして
体をほぐしたりすることで
いつも通りのパフォーマンスが発揮しやすくなります。

情報をシャットアウトして集中!

本番前の過ごし方には
人それぞれ好みがあると思います。

周りの雑音が気にならない方、
いつも通り周りの人と話していたい方は
そのままそのスタイルでいきましょう。

中には他の曲が耳に入るのを避けたい方、
自分の世界に入り込みたい方もいると思います。

特に、ソロのコンサートやワンマンライブではない場合、
本番前にいろいろな曲が耳に入るので、
いざ自分の番が回って来たときに
曲に入り込みにくかったりします。

そういった場合は直前まで
イヤホンで自身が演奏する曲だけを聞いたり、
耳栓やアイマスクをするなどして
意識的に情報をシャットアウトするのがおすすめです。

周囲から見ても
自分の世界に入っていることがわかるので、
無闇に話しかけられて
集中力を切らされることを防ぐこともできます。

ただ、仲間と演奏する場合は
どこかのタイミングでコミュニケーションを取り、
気持ちを合わせる
過程も
忘れないようにしましょう。

まとめ

以上、楽器奏者向けに
広く役立つと考えられる心構えを
紹介して来ましたが、
もちろん全ての人に
これらの方法が合うわけではないと思います。

これらを一例として、
実際に自分に合うと思う過ごし方をいろいろと試しながら、
自分だけの本番前ルーティンを作り上げていきましょう。

「これさえやっておけば大丈夫」
と思える習慣が見つかれば、
どんなステージでも心強い支えになります。

サウンドハウス
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