【バンド向け】楽譜の書き方

 

こんにちは、会田です。

 

今回はバンド向けの楽譜の書き方をご紹介します。

カバーをする時にバンドメンバーに譜面をくれと言われたものの書き方が分からない…という方、ぜひこの機会にマスターしましょう!

 

 

まず用意すべきものが…

 

① 五線譜

これはないとですね。

最近では100円ショップなどでお手軽価格で購入できるので、持っていない場合はまずご準備を。

もちろん Amazon などのネット通販でも購入できます。

 

② 音源

覚えていたとしても確実に用意しましょう。

譜面を書くとなると間違っていては本末転倒ですからね。

 

では手順を追って書いていきましょう!

▼オーディオマガジン、ながら聴きはコチラから

1.曲尺を書く

 

初めは曲の全体像を捉えましょう。

曲を聞きながら五線譜に小節線を書いていきます。

 

この時に注意すべき点が、

「1行の小節数」

 

基本的にはセクション(Aメロやイントロなど)毎は4の倍数であることが多いので、1行の小節数は4小節で統一した方がカウントも取りやすくわかりやすいです。

例外として、7小節や15小節などの奇数になった際は、セクション末の1行を3小節にして次のセクションの頭が左端に揃うようにしましょう。

 

2.見やすさをアップ

 

小節線を書きつつ書き込みたいのが

「リハーサルナンバー/練習番号」

 

リハーサルナンバーとは、[Intro][A][B][C][Inter] といった各セクションの頭に書かれる通し番号のことです。

 

これを書く時に注意したいのが、コードネームとの差別化です。

AやBとだけ小説の上に書かれていたらリハーサルナンバーなのかコードのAやBなのかわかりづらくなってしまいがちです。

なのでリハーサルナンバーのアルファベットは四角で囲んで書くようにしましょう。

 

 

このようにリハーサルナンバーとコードネームの区別をつけると初見もそうですが練習中もわかりやすいですね。

 

 

そして大事になってくるのが

「反復記号/リピートマーク」

 

シンプルな構造の曲ほど反復記号をうまく活用すれば紙1枚で収まることもあるので、曲の全体を確認しつつ同じ小節の繰り返しがあれば積極的に使っていきましょう。

 

種類としては、

リピート・マーク

1番カッコ / 2番カッコ

D.C. (ダ・カーポ)

D.S. /   (ダル・セーニョ/セーニョ・マーク)

Coda / to Coda (コーダ)

この5種類は頻出度高めなので是非覚えましょう。

 

1番のサビが終わってすぐAメロに入ったなら、リピート・マークを使って戻ろう。

1サビの最後にはあったのが2サビは違うフレーズ、ならそこから2番カッコかな。

この曲、何回もサビのフレーズが出てくるな…D.S.が使えるかも。

 

うまく反復記号を活用して綺麗な譜面になりましたか?

 

 

3.コードとリズム

 

こちらは2つ目の見出しと前後しても大丈夫です。

 

さぁいよいよ大事なコードやリズムを書きましょう。

コードを書くときは極力丁寧に書くようにしましょうね。きたねーぞ!と怒られないように…。

 

書き慣れている方がよく使う略称の書き方も一緒にご紹介します。

 

マイナー → m , – …例) Cm7 , C-7

メジャー → M , △ …例) CM7 , C△7

オンコード , 文数コード → on , /  …例) ConE , C/E

ディミニッシュ → dim , ° …例) Cdim , C°

ハーフ・ディミニッシュ → m⁷(♭5) , φ …例) Cm⁷(♭5) , Cφ

オーギュメント → aug , + …例) Caug , C+

 

これらは特に省略された記号などで書かれることが多いです。書くときも使ってみましょう。

 

 

続いてリズムです。

主にベース、ドラムの人に伝えるべき情報と言っても過言ではないでしょう。

 

例えば サビに入る直前の特徴的なユニゾンフレーズ や4分音符からの3拍休符。

特徴的なキメがあれば必ず書いておきましょう。

 

 

4.発想記号

 

こちらは正直お好みですが、統一感やクオリティを上げるためには必須です。

 

まずは強弱記号。

シンプルにフォルテやピアノ、クレッシェンドなどはあるだけで演奏がガラッと変わりますね。

 

そして細かい演奏法。

このフレーズは滑らかに弾くところだな、というところにスラーをかけておいたり。

この辺りは実際に練習していく中で口頭でニュアンスを説明した方が伝わりやすいこともあるので、譜面への記入はお好みです。

 

クラシックの楽譜ではイタリア語の発想記号がよく使われていますが、バンドをやっている人にはあまり馴染みがないものです。

もしクラシック出身だったとしても極力イタリア語表記の発想記号は避けましょう。

 

5.まとめ

 

 

うまく楽譜は書けたでしょうか?

細かいメロディなどは書かなくても必要最低限の情報さえ書いてあれば大まかに形にすることは可能です。

 

あとは必要に応じて各パートのメンバーが書き込んでいって完成していきます。

話し合うディスカッションもバンドで曲を演奏する上では必要なことですからね。

 

是非バンド活動にご活用ください!

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