今のセッティングに不満は無いけど、もっと良い音を出したい・もうちょっとだけ音を変えたいと思うことありますよね。
そんな方は音質改善グッズを試してみると、マウスピースやリガチャーを変えるのとは違った吹奏感や音の変化を味わえるのでおすすめです。
音質改善グッズのメリット
マウスピースやリガチャーよりも安いものが多いので、手を出しやすくなっています。
組み合わせのバリエーションが増えるので、今まで使ったセッティングでちょっと気に入らなかったものも再度試してみる価値があります。
音質改善グッズの注意点
音質改善グッズは、ハマると楽しいですがゴテゴテと色々つけすぎると効果が分かりにくくなったり、邪魔してしまうことがあります。
さきほど言った通りマウスピースより安くはなっていますが、細かく追加しすぎてグッズだけに目がいかないようにしてください。
マウスピースがすり減っていたり、リガチャーが変形していたという状態で、そちらを変えるべきという根本的な問題も気にしておきたいところです。
また、マウスピースを変える方が変化も大きくなりやすいので、基本のセッティングにプラスアルファとしてグッズを追加するイメージにとどめておきましょう。
おすすめ音質改善グッズ
リーフレック
金属プレートをネックとマウスピースをまたぐように付けるだけのグッズです。
マウスピースからネックにかけての見えないすき間や素材の違いにより、音の響きや鳴りが損なわれることを防ぎます。
バリエーションが多いので自分好みの音を探しやすいのもメリットです。
素材は、
「Red Brass+Gold Plated」「Tutorial」
のなんと10種類。
さらにサイズは、
の3種類あります。
全サイズに対応していない素材もありますが、かなりのバリエーションが展開されています。
プロプレイヤーの間でも使用している方がどんどん増えていっている人気グッズです。
YANAGISAWA Yany BooStar(ヤニーブースター)
サックス製造メーカーのヤナギサワから発売されているジョイントスクリューです。
ネックと本体の接続部分にもともとついているネジと差し替えて使用します。
重量のあるネジですので若干抵抗感が増す感覚もあるので好みはありますが、息の流れがスムーズになり音がまとまるのでおすすめです。
セルマーまたヤナギサワ用と、ヤマハ用で商品が異なるので気を付けてください。
仕上げやサイズは、1パターンのみとなっています。
ジョイントスクリューは、さまざまメーカーから発売されているので、もっと明るい音が好みの方はゴールドプレート製など自分好みのもの探してみるのもおすすめします。
SWING CHIP(スウィングチップ)
丸い小さなボタン電池のような金属です。
シールタイプなので、好きな場所に貼り付けるだけで音が変わります。
サックスではネックに付けることが多いですが、低音の鳴りが気になる方はU字管あたりに貼ったり、気になる箇所に付けて自分の好みのポイントを探してみてください。
サイズは、「ミニ」「スモール」「スタンダード」「ビッグ」「マキシ」の5種類あります。
スタンダードを基準にして、抵抗が強すぎる場合など少し小さめのサイズを利用して調整できます。
少し位置をずらすだけで程よい抵抗感が生まれたり、響きが強まったりしておもしろいグッズです。
NANO LIQUID(ナノリキッド)
金属粒子が含まれたオイルです。
ネックジョイント部分に塗ることで、ジョイント部分の見えないすき間を埋めてくれます。
ただのオイルですき間を埋めるのではなく、金属粒子が含まれることで音の伝導効率が上がります。
含まれる金属に種類があり、「St」「Cu」「Ex」の3パターンから選べるので、自分好みの音になるものを選んでください。
比較するとStやExはハッキリめな音になり、Cuはやわらかめな傾向になっています。
EXは、Stをベースに改良を加えられているのでStを試して気に入った方におすすめです。
まとめ
手軽に使いやすい音質改善グッズですが、素材などのバリエーションもあり自分に合うものを探す必要があります。
明るい音がいいか落ち着いた音がいいかなど自分の好みの傾向をハッキリしておくと選びやすくなるので一度考えておくことがおすすめです。
ちょっとした変化を手軽に感じれることで、ちょっと音が暗くなったときに自分はこの傾向は好きじゃないんだなと分かったり学びを得ることもできます。
吹きやすく好きな音を出せるように音質改善グッズをぜひ使用してみてください。