初心者でも大丈夫！耳慣れた曲をピアノで1時間で弾けるようにするには？

少子化の時代に入り、
ピアノを習う子どもたちの数も
必然的に減ってきました。

代わりに、大人になって
「ピアノを習いたい」と思う人たちも
増えています。

そして今は、
60代以上の人たちが「脳活」として
ピアノを習うことも。

いつの時代も、
ピアノは人々から愛されています。

だったら、ピアノをもっと楽しく
身近なものにしたいですよね。

そんな願いを叶えるためにも、
初心者が1時間で
好きな曲を弾けるようになるための
レッスンアドバイスについてご紹介します。

これからピアノを習いたい人、
ピアノを教える側の人、
どちらも参考にしていただけると幸いです。

こんな練習してませんか？〜初心者にありがちな練習方法

「せっかくピアノを習うのだから
早く好きな曲を弾けるようになりたい」と思いますよね。

でも、ピアノはただやみくもに練習すれば
上手になるというものではありません。

そこで、初心者の
ピアノを習いたての人が
やってしまいがちな練習方法を
見てみましょう。

ただ何時間も弾き続けていませんか？

初心者の人にありがちなのが、
「目的がわからないまま
何時間もピアノを弾き続ける」ということです。

ピアニストの人たちが練習量を多くしているのは、
ピアノの弾き方がすでにわかっており、
抑揚をつけることなどで練習を積み重ねているのですが、

初心者の人にとって
ピアノを何時間も弾き続けることは、
あまり意味がない場合が多いです。

初心者の人こそ、
時間ではなく
効率よく練習していくことが大切です。

例えば、目的の曲がある場合、
その曲をとにかく１曲通して
弾き続けることばかり考えていたら、
ピアノはなかなか上達しません。

さらに、１曲弾くまでにも
かなりの年月がかかってしまうでしょう。

そうならないためにも、
例えば目的の曲の中で、
まずはサビの部分や弾きやすい部分から
練習をしてみましょう。

そして、そこから全体的に
広げていくようにしてみましょう。

まずは好きな箇所からでも
弾けるようになってくると、
苦手部分の練習のモチベーションも上がります。

全部の音を完璧に弾こうとしていませんか？

初心者の人にありがちな練習方法として、
全部の音を全て
完璧に弾こうとするという傾向があります。

もちろん、これから音楽大学を目指したい人や、
コンクールを受けたい人などは、
全ての音を完璧に弾くことを求められるのですが、

そうではなく「趣味で好きな曲を弾きたい」という人は
全部の音を拾うことにこだわってしまうと、
譜読みの段階でつまづいてしまいます。

まずは右手のメロディー部分だけ
弾けるように練習して、
その後左手の1拍目の音を拾ってみましょう。

すると、この段階でかなり曲として
出来上がっているように聞こえるため、
弾くことが楽しくなります。

そこから、だんだん足りない音を
埋めていくように練習してみましょう。

すると、いつの間にか
全部の音を拾えるようになっていることもあります。

耳慣れた曲を1時間で弾く方法！

そう思ってピアノを習っている人も多いですよね。
でも、楽譜と対話していると、
なかなか思うようには弾けません。

そんな人におすすめなのが、
メロディー＋コードで演奏する方法です。

メロディーも「メロディー譜を正確に弾かねば」
なんて気負わなくても大丈夫。

自分なりに音を拾いながら、
左手のコードを弾いていきましょう。

すると、思っている以上に
伴奏を弾いているように聞こえてくるのです。

「楽譜の譜読みって苦手…何日かかるのやら…」
と思っている人でも、
コードで弾く方法なら
1時間もあれば好きな曲を弾けるようになる人が多いです。

まずはCはドミソ
Gはソシレ
Fはファラドなど
簡単なコードを覚えるだけでも、
かなりの曲を弾くことができるようになりますよ。

「大好きな曲が早く弾けるようになりたい！」と
思っている人は、
ぜひメロディー＋コードの組み合わせで
練習してみましょう。

また、ピアノ初心者向けに
コードを教えられる講師も求められています。

音楽スキルシェアマーケットのotosica（オトシカ）で、
「コードを使って1時間でピアノを弾いてみましょう」と
呼びかけてみることもおすすめ。

otosica（オトシカ）で出会った生徒さんに、
簡単なコード進行を生徒さんにシェアして、
音楽の楽しみを分かち合ってみてください。

まとめ

初心者のピアノレッスンについて、
間違った演奏方法や、
耳慣れた曲を1時間で弾く方法などをご紹介しました。

「初心者だから一生懸命練習しなきゃ！」
と思って間違った練習を繰り返していると、
弾けども弾けどもなかなか上達しないことから
「なんだかピアノが嫌いになってしまった…」
なんてことになる可能性もあります。

初心者こそ、効率よく練習を進めていくことが大切です。

そのためにも、楽譜を完璧に追うのではなく、
ざっくりと曲調をとらえた練習方法をしてみましょう。

コードを使った演奏方法は、
自分の音楽の可能性も広げてくれます。

ピアノを教える側も弾く側も、
楽しく演奏する方法をたくさん取り入れてみてくださいね。