ギターを弾けるようになりたい!っと思ったら、大抵はギターレッスンを受けに行くものでは無いでしょうか?もうかなり昔の話になりますが、私自身もギターレッスンを受けたことがあります。
私の場合、クラシックギターを学んだのですが、先生はジャズミュージシャンでした。レッスンを受けていた当時は特に何も違和感は感じませんでしたが、後々になって、「これって少しレアな経験だったのかな」と思ったので、覚えてることを少し綴ってみたいと思います。
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先生はジャズミュージシャン
私が、ギーターレッスンを受け始めたのは20代の後半でした。中学生の頃からエレキギターを独学で始め、ハードロックやヘビーメタルなどを弾いていました。ただずっと一人で独学でやっていたので、「一度はちゃんとギターを習ってみようかな?」と思ったのが、レッスンを受けるきっかけでした。
レッスンのメニューには、ロック、ジャズ、クラシックなどがあったかと思いますが、音楽を学び楽譜を読めるようになりたいと思っていたので「クラシックギター」のレッスンを受けることにしました。
レッスン場はお洒落な雑貨店でした。別にクラシックギタリストになりたいわけでもなかったので、ちゃんとした教室でなくとも何の問題もありませんでした。逆にリラックしてレッスンを受けることができたように思えます。
私の先生は、ジャズミュージシャンで当時もライブ活動をされていました。サングラスをかけ、無精ひげを蓄えカジュアルな格好で外見もジャズミュージシャン風な感じでした。
これまで一度もギターレッスンを受けたことがなかったので、この状況がどれだけ一般的なクラシックギターのレッスンと異なるか分かる余地もありませんでした。
コードで覚える
レッスンは教本を使い初歩的な事から始まりました。エレキギターを10年近く弾いていましたが、ギターはTAB譜でお覚えていたので、楽譜は分からないし、コードも良く分っていなかったので、楽譜を理解するのが本当に大変でした。
レッスン中に私が楽譜を見てオタマジャクシを一つ一つ拾いながらチマチマ弾いていると、先生が楽譜を見ながら、「ここはCでここはGそしてここはまたCでここはF」と言い、楽譜にコードを書かせられました。
そして、「今はCだから、次はGだからそう覚えればもっとスムーズに弾けるよ」みたいなことを言われましたが、コードのことも十分に分っていなかったので、コードを覚えるまでは、「そういわれてもわかりません」みたいな状態でした。それよりも、先生が楽譜を一目見るだけで、コードがわかるのがとても驚きでした。
レッスンは発表の場
レッスンを受けて最初のショックな出来事は、課題曲を練習せずにレッスンを受けに行った時のことです。その日は「ちょうちょう」みたいな簡単な曲を練習していたと思いますが、練習していない私は上手く弾けませんでした。弾けないからここで練習をすればいい、ここで習えばいいというのが私の考え方でしたが、先生は違いました。
先生は、上手く弾けない私に対して、「なにを幼稚園児みたいに遊んでいるのだ、ここは発表の場だ」と叱られました。確かにレッスンは週日1回1時間程度だったので、レッスン中に曲の練習ばかりしていても先に進めません。ならった曲を自宅で練習して、それを先生に見てもらい修正していく。そういうことでした。
でもそれよりも、レッスンの場を練習の成果を発表する場とは考えたことが無かったので、新しい気づきを得ることができました。
話はまだまだ続く
今回はこの辺で終わりますが、レッスンに関する話はまだまだあります。もし次の機会があればまた綴らせて頂きたいと思います。