こんにちは。会田です。
今回はボーカルがライブ中に意識していることやライブまでに心掛けていることをまとめていきたいと思います。
ライブ出演となると各プレーヤーによって意識することは少しずつ違うかと思いますが、今回はそのボーカル編となります。
ライブまでに心掛けていること
体調管理
もちろん体調管理は常に心がけましょう。季節の変わり目や冷房暖房の当たり過ぎなど、体調管理の敵は案外身近にいます。
ボーカリストは体が楽器ですから、喉のケアを初め体作りもお忘れなく。
喉ケアのおすすめは手軽さを極めると飴ちゃん。
コンビニやスーパーで買える商品ですと、『龍角散ののどすっきり飴』『はちみつキンカンのど飴』『マヌカハニーのど飴』など。
薬局で買える第二医薬品ですと『浅田飴』もいざという時におすすめです。
Amazonでも買える輸入飴ですが音楽業界ならず声優業界といった声のプロも愛用している商品が『京都念慈菴』。味も複数あって私の一押しになります。
スタジオ練習
普段自宅で練習している方もいるかと思いますが、スタジオのように大きな鏡はありますか?
そもそも音楽スタジオに大きな鏡が設置されているのは何故かご存知でしょうか。
まさしくボーカリストやギタリストがライブでの見栄えを確認するためです。(音楽スタジオはダンスの練習にも利用できるのでそれも兼ねています)
普段自分が歌っている姿を見たことがない人はぜひ一度見ながら歌ってみてください。
実は棒立ちしていたり、姿勢が悪かったり、鏡をみていなかったら気がつかない点は少なからずあるかと。
ライブ本番を想定した練習ならば尚更、みられる意識を持って本番に臨みましょう。
録音と録画
鏡で見栄えを確認するのと同様に、録音と録画もできる限りしましょう。
スマホで手軽にできると思うのでこれはむしろやるべきだと思っています。
ただ歌っているだけで上達がするとは限りません。しっかり改善点を見つけるために録画をしましょう。勉強と同じようにやるだけではなく復習も大事な練習です。復習をしているほど、自分の上達も認識できるので練習の際は本番のためだけでなく今後につながる練習を。
ライブ中に意識していること
準備体操
普段の練習でやっているものです。
首を回したりアキレス腱を伸ばしたり、体をほぐすメニューです。
その後の発声も普段と同じように。
あくまで私のこだわりではありますが、普段の練習と変わらないことをあえて本番前にもやります。つまり本番前だけの特別メニューがないです。
緊張はしない方なのですが、体の調子を普段と同じようにしなくてはそれ以上のパフォーマンスはできないと思っています。
ある程度の持つべき緊張感は抱いて、その上で体の状態はマイナスよりはゼロにゼロよりはプラスにと意識して臨みます。
テンション
前項のとおり、ある程度の緊張感は持っていますがテンションも同時に維持しておきたいですね。
しかし何が起こるか分からないのがライブ。先人の言葉では「ライブにトラブルは付きもの。むしろ起こらないことなんてない。」と言われるくらいいつ何時どんなトラブルが起こるかは誰にもわかりません。
もちろん未然に防ぐべきであるのは間違い無いので、リハーサルは入念に。
ステージに立てばお客さんにみられ、一番前でライトを浴びるのがボーカル。いわゆるフロントマンです。
そんなフロントマンがお客さんを惹きつけ盛り上げてこそライブというものです。
外見上は熱く、内面はあくまでも冷静に。
見られているという意識とその緊張感を持って熱く、いつどんなトラブルが起きるか分からないということを念頭に置いて冷静に対応できるように。
バンドの場合は他のメンバーでも意識しておくべきなのでしょうが、ボーカリストは特に意識するべきだと思います。
お客さんへの意識
ただただパフォーマンスするのがライブ、ではありません。
お客さんがいてこそライブです。
例えばMCでは曲に関することでもそうで無いことでも話すことで伝えられますね。その時のお客さんの反応なんてその時になってみないとわかりません。レスポンスを求めてそれに受け答えするのもいいですが、静かそうなお客さんだったら語るようにMCをしたり。
臨機応変に進行していくのがある意味で一番なのかなと思います。
曲中では目線はお客さんなのか真正面なのか、曲によって使い分けています。
立ち振る舞いも自分がお客さんにどう見られたいのか、を意識して動いてみたりしてコミュニケーションをとってみたり。
これをすればいい!という正解はありませんが、自分が何をしたいのかを明確にした上で振る舞い方を意識するのが大事です。
ライブ後
ライブ後のアフターケアも忘れずに。飴を舐める、喉を潤す、体を休める…。
喉を酷使してしまったら首もとを冷やすと効果的です。(冷やし過ぎに注意)
お客さんでもいいですしバンドならメンバー、ライブハウスのPAさんでも構わないですがその日のパフォーマンスがどうだったか感想をもらうとまたさらにその後に生きるので、向上心を持って次につなげていきましょう。