【PAじゃないからこそ】「音」を知るべき

こんにちは。会田です。

突然なんですが、
私の家族は父母姉の3人とも
音響に関する専門家で
特に父は
現役のマスタリングエンジニアを
フリーでやっています。

(フリーのマスタリングエンジニアの
凄さを語るのは長くなるのですが、
フリーで食っていくのは
相当豪腕でないと厳しいです。)

しかし当の私は
音響やPAについて
専門的な勉強をしたことがなければ
めちゃくちゃに詳しいわけでもありません。

実家で音楽を流そうもんなら
隣から

「このミックス誰?」
「どこのスタジオ?」
「バランスひどいね」

なんて様々な野次が飛び交います。

普通に音楽を聞かせてくれ。

 

そこまで専門的な話をするつもりは
ありませんしできませんので、

「専門家じゃないが
最低限知っておきたい音について」
が今回のテーマです。

ちょっと理科的な方面にも
足を踏み入れているのでそこも是非。

▼オーディオマガジン、ながら聴きはコチラから

音をこだわる

 

ライブハウスのPAさん

プレイヤーならば
立つか見にいくかはしたことがあるでしょう
ライブハウス

各ライブハウスの常駐か
フリーか様々ですが、
必ずPAさんがいますよね。

そもそもPAって
なんの略かはご存知でしょうか?

「PA=Public Adress」

という意味で、
音響機器全般をさします。

そんなPAさんは言わば
音、ないしは音響のプロなんです。

バンドの場合は
こういうバランスで〜とか、
オケとボーカルのバランスはこうして〜とか。

もちろん腕前は様々ですが、
そうやって音を聞いて判断をし
機材を操作する、
そして届ける。

PAさんの仕事を
一言で言い表すならば

「音を聞く」

でしょう。

 

音を理解、そして把握する

これまた難しいことですが、
たとえば
ボーカルマイクの音について
どういう音が出ているのか
把握していますか?

マイクの種類によっても
音の鳴り具合は違いますし、
人の発声や声色によってもかわります。

自分の声とこのマイクで歌うと
こもった音なのか、
響き渡るようなのか、
高音が強いか
低音が強いか、などなど。

それらを把握するのは
なかなか難しいですが、
案外知らない人も多いのが事実。

友達に聞いてもらうも良し、
実際にPAさんなんかに聞いてみるのも
勉強になるのでおすすめです。

 

理解することで
低音が弱いから低音がなるマイクを使ってみよう、
というように対応していくこともできますね。

ギターリストなんかは
エフェクターによって音色を操らねばならないので、
ギターを初めて早いうちにぶつかる壁
ともいえるでしょう。

 

音を駆使する

理解して把握したのならば、
それらをうまく駆使してこそ
身に付いたといえるでしょう。

楽器陣に精通することですが、
楽曲によってエフェクターを使い分けたり
そもそも本体を持ち替えたりしますね。

それこそ音の駆使だと思います。

お金と時間がかかってしまう話ではありますが、
「音作り」という言葉があるように
音を自在に操る力というのは
日頃から意識して身につけるべきものだと思います。

そもそもの奏法を変えるだけでも
音は変わりますし、
それを自在にいくつも身につけていたら
カッコいいですよね。

1人で練習するのももちろんいいですが、
バンド仲間やギター友達など
他人の意見を取り入れつつ
研究するというのも
新たな発見や気づきを得られるので
是非お勧めします。

音の違いって?

 

音の種類

ここからは少し
理科のお時間です。

音の種類について
中学校で習いましたよね?
覚えていますか?

 

「音の三要素」=「音の大きさ」「音の高さ(音程)」「音色」

 

忘れてしまっていた方は
この機会にまた覚えてくださいね。

下の図は音波を表しています。

Y軸(縦)が音の大きさ(振幅)で、
X軸(横)が音の高さ(波長)です。

音色は音波の波形に現れます。

同じドの音で
同じくらいの大きさを
トランペットとピアノが出しても
音色が違いますよね。

それらが波形によって変化していきます。

 

反響

アリーナやドームなどの
大きい会場でのライブにつきものなのが
「反響」

 

反響とは、
発せられた音波が壁や物に衝突すると
その物自体が発せられた物と
同じように振動することで
音波が発生することを指します。

物体の素材や形状によって
音波は様々ですが、
衝突したのちに振動せずに
吸収するのが吸音材という物。

 

広い部屋で手をパンッと叩くと
音が反響して聞こえるのは
経験があるでしょうか。

その原理も同じで、
手を叩くことで発生した音波が
部屋の壁や天井などに衝突し振動して
また音波が発生したものが聞こえている
仕組み。

 

これらの
もっと大きい規模で起こっているのが
ライブ会場での反響なんですね。

 

しかし面白いことに、
スピーカーの位置や会場の仕様など
様々な点を考慮して最大限まで反響を小さくすることは
可能です。

私が以前東京ドームにライブを見に行った時、
あれだけ広い会場でありながら
ほとんど反響を感じず
快適にライブを楽しむことができました。

きっと腕の良い音響スタッフが
揃っていたのだと思います。

まとめ

 

音について改めて見てみると
かなり奥深い世界なんですね。

学校で習う音の三要素についても、
応用次第で音響などにも適応できるかと思います。

身近な音についても
改めて考えてみてはいかがでしょうか。

 

サウンドハウス
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