どなたもパレードや式典などで
一度はマーチングバンドを
見かけたことがあるのではないでしょうか。
華やかな行進曲を演奏しながら
街中を彩るパフォーマンスが有名ですが、
実は走りながら演奏するような
激しいスタイルのマーチングバンドもあります。
マーチングバンドには
2種類コンクールがあり、
「吹奏楽連盟」
「マーチングバンド連盟」に分かれ、
それぞれ特色があります。
吹奏楽連盟のマーチングバンドは
皆さんがイメージされる
街中をパレードするような
パフォーマンスが特徴です。
一方、マーチングバンド連盟の楽団は
走りながらフォーメーションを作ったり、
視覚的な表現に特徴があります。
今回は、もはや私が所属していた
運動部とも言える
マーチングバンド連盟所属楽団の実態を
体験談を交えて
ご紹介できればと思います。
▼オーディオマガジン、ながら聴きはコチラから
ドラムコープス インターナショナル
私が所属していた
マーチングバンドはいわゆる
「ドリル」というパフォーマンスを
行っていました。
「ドリル」とは
体育館など限られた空間で歩き、
時には走りながら、
隊形を目まぐるしく変化させ
視覚的表現を行うものです。
管楽器、打楽器とは別に
ガードと呼ばれる表現専門の
ダンサーたちも交じります。
本場のアメリカでは
アメリカンフットボールのインターバルなどで
パフォーマンスが行われます。
音の迫力もですが、
フォーメーションが目まぐるしく変わったり、
ガードと呼ばれるダンサーたちの演技にも
ぜひ注目していただきたいです。
マーチングバンドの練習
動画をご覧になった方は
お分かりかもしれませんが、
楽器を吹くだけではなく、
歩いたり走ったりして
フォーメーションを作ります。
そのため、楽器の練習だけではなく、
歩行時の演奏姿勢や
メンバーと体育館で
フォーメーションの練習をすることが
求められます。
演奏だけならまだしも
走ったりすると楽器が上下にブレたり、
最悪の場合は
楽器をほかの人にぶつけてしまったりします。
私は一度本番中に楽器を口にぶつけ、
歯が欠けてしまったことがあります。
「吹奏楽はもはや運動部」という言葉を
音楽をやっている人は一度は
聞いたことがあるかもしれませんが、
これはマーチングバンドもやる
吹奏楽部の話だと実感しました。
真夏の炎天下、
河川敷でフォーメーションの練習をするとき、
体育館などで騒音対策のため
締め切った環境で練習する時は
常に滝汗状態でした。
コンクールなど緊張するような場面で
パフォーマンスをした後は、
全員肩で息をするような
疲労感に襲われます。
マーチングバンドの醍醐味
何といっても
フォーメーションが綺麗に揃うときや
楽曲のサビ部分でのフルパワー音量、
楽器を回したりなどのパフォーマンスが
カッコいいです。
サビ部分でのフルパワー演奏は
かなり重要な要素であるため、
何度も練習を繰り返しますが、
綺麗にはまったときなどは
鳥肌が立ちます。
そして、「ガード」と呼ばれる
ダンサーのような方たちが
踊れるような楽曲を演奏するという
一体感もまた格別でした。
マーチングバンドはどのようなステージに立つのか?
以前私が執筆した記事
こんにちは!ふじけんです。 トランペット歴もかれこれ10年を超え、ブランクなどをはさみつつも海外でバンド活動を行うなど充実した音楽生活を送っております。 高校時代に吹奏楽でトランペットをはじめ、大学時代はマーチングバンド・ジャズ[…]
某アイドルグループのライブの演出役、
某有名テーマパークでの演奏など
大舞台もあれば、
横浜にあるプロ野球球団との
コラボレーションもしました。
プロ野球球団とのコラボレーションは
ホーム球場すぐ近くの中華街を
球団のチアガールたちとマーチングするなどの
パフォーマンスをしました。
そのほかには、街のお祭りや
警察の交通安全イベントでの演奏など
多岐にわたりました。
本番の機会が少ない楽団もあるなか、
月に1回はそういった催し物に参加できたので
楽器練習のモチベーションを維持するには
最適でした。
まとめ
私が参加していたマーチングバンドは
練習が大変ではありましたが、
まだ緩い方ではありました。
本格的なバンドは
平日も練習をしたりするなど
かなり努力が求められます。
しかし、
マーチングバンドという特性のためか、
CMや映画に出演するなどの機会もあり、
違った音楽体験ができるのも魅力です。
学生の方、体力に自信のある方で
興味を持たれた方は
ぜひお近くのマーチングバンドへ
見学に行ってみてください。
運動不足解消、
ダイエットにも最適かと思います!