楽譜が読めない生徒さんへのレッスン方法

生徒
・子どものころピアノを習っていたけど、譜読みが遅くて苦労した
・あの曲を弾いてみたいけど、楽譜が読めなくて…
・全く楽譜が読めないけど、弾きたい曲がある!

 

生徒さんから
こんな相談をされたことがないでしょうか?

ピアノって
猫が踏んでも音はなるのに、
なぜか「曲を弾くことは難しい」と
思っている人が多いです。

ある一部の人たちが、
ピアノや楽器を弾くことは
たくさんのルールがあると位置付けたために
「ピアノが弾けるのは、
ずっと習ってきた人か才能がある人だけ」と
思っている人も少なくありません。

でも、本当は
誰でもピアノを弾くことができます。

実際、うちのピアノ教室の生徒さんの8割は、
楽譜が読めません。
でも「少し時間に余裕ができたら、
人生のチャレンジとしてピアノを弾いてみたいな…」
と思って練習している人ばかりです。

そこで今回は、
楽譜が読めなくても
好きな曲を弾くことができるようになるレッスン方法
についてご紹介します。

▼オーディオマガジン、ながら聴きはコチラから

サウンドハウス

ドレミとコード奏法

musiccode

楽譜が読めない生徒さんは、
当然ながら音符とドレミの階名が
一致していません。

そこで、生徒さんの楽譜に
ドレミの階名を全て書いてあげます。

クラシックピアノを
ガッツリ習って来た先生にとっては、
全ての階名を書くことは
ご法度だと思う人も多いです。

でも、生徒さんのニーズが、
別にこれからピアノコンクールを
目指すわけでもなく
「この曲を弾いてみたい!」ということであれば、
その曲を仕上げていくという目的を
叶えてあげたいですよね。

だったら躊躇なく、
まずは全ての右手のメロディーに
ドレミを書いてあげましょう。

生徒さんが弾きたい曲というのは、
自分に馴染みがある曲ですので、
メロディー部分は階名を書くことで
すんなり弾けるようになります。

次に
左手の伴奏部分のコードを判別し、
1小節に1音、
コードの音がくるように教えていきます。

例えば
Cだったら「ドミソ」と書き、
その小説はドミソの和音だけを弾くように
アドバイスします。

和音が難しいという人は、
コードの一番下の音である「ド」の音だけを
弾くようにしましょう。

ほとんどの人が、
1小節に1音であれば
抵抗がなく弾くことが
できるようになります。

メロディー+コード、
または1音で弾くだけで、
曲は急に仕上がったように感じます。

あとはペダルを使うことで、
音に広がりや伸びが出て来ますので、
急に上手になったように聴こえてくるのです。

伴奏は1音だけど
幅を持たせたい人には、
同じ音のオクターブを弾くことで
さらに世界観が出来上がりますよ。

また、右手も左手も
全ての音を弾いてみたいと思う人には、
階名付きの楽譜を購入することもおすすめです。

この楽譜があれば、
生徒さんは自宅での練習も
スムーズになります。

ドレミが書かれている楽譜!
指番号譜もあり!

【PIANO Tutorial】や【PIANO READER】を使う

次におすすめの方法が、
YouTubeなどで見ることができる
【PIANO Tutorial】や
【PIANO READER】での
練習方法です。

【PIANO Tutorial】や
【PIANO READER】とは、
画面上の鍵盤に棒状のものが落ちて来て、
次に弾く箇所を教えてくれるという
画期的なシステムなのです。

楽譜を読む概念がついてしまっている人には、
棒状のものが落ちてくるのを待つ間に
頭が混乱してしまうこともあるのですが、
慣れてしまえば
鍵盤の光ナビよりも
すごく楽だと言われています。

この方法であれば、
楽譜を読む必要がないので、
誰でもピアノが弾けるようになるのです。

ここ数年、
【PIANO Tutorial】や
【PIANO READER】 といったもので
ピアノを弾くことができるようになった人は
急増しており、
ピアノが全く弾けない人でも
好きな曲を弾くことができるように、
たくさんの曲の弾き方が
アップロードされています。

生徒さんに
【PIANO Tutorial】や
【PIANO READER】 で自宅で練習してもらい、
実際のレッスン時に
ペダルの踏み方や手首を柔らかくして弾く方法などを
アドバイスすることで、
曲はイメージに近く
完成していくことができますよ。

サウンドハウス

まとめ

musicscore

楽譜の読めない生徒さんへの
レッスン方法について
ご紹介しました。

階名+コードで弾く方法や、
【PIANO Tutorial】や
【PIANO READER】 を見ながら覚えた曲は、
クラシックのピアノ先生たちからしてみれば
邪道であると思う人もいるでしょう。

でも、生徒さんのニーズである
「憧れの曲が弾けるようになった」という喜びは、
また次の曲を弾いてみたいという
次なる意欲つながります。

好きな曲を弾くことができるようになる
喜びにフォーカスするのであれば、
ぜひこれらの方法を試してみてください。

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