【初心者向け】エフェクターの種類別紹介・その③【モジュレーション系】

こんにちは。どうも。

引き続きエフェクターの種類別を
紹介をしていきたいと思います。

前回のエフェクター紹介は
リンクを張って起きます。

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やあ!こんにちは。 前回に引き続き エフェクターの初心者向けの記事を 書かせていただきます。 前回の記事はこちらになります。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://otosica-ma[…]

今回はモジュレーション系のエフェクターを
紹介していきたいと思います。

モジュレーションエフェクターは
別名揺れモノ系とも呼ばれ、
モジュレーションの名前の通りの
エフェクターとなっています。

原理としては、

周波数、位相を変えて音に変化を与えるモノとなっています。

どのように位相を変化させるのかについては
専門的になってきますので、
気になる方は専門書などをお読みください。

専門的な話はここで書くと長くなりますので、
割愛させていただきます。

こちちらのモジュレーション系エフェクターも
昔から様々なものが開発され世にでてきています。

わかり易く音を変化させる事ができますので、
色々な音源で音が揺れていると思った場合は
大体モジュレーション系のエフェクターがかかっています。

非常にわかりやすい音色の変化なので、
面白いエフェクターです。

それでは紹介させていただきます。

コーラス系

コーラス系のエフェクターの仕組みは
簡単に説明すると、
音の信号を遅延させ、
それを原音と混ぜる事によって
発生させるものになります。

松下電器が開発した
半導体(BBD素子)を用いて音を遅延させ
LFOを用いて
周波数を弄り
変化させます。

この辺りは電気回路を用いて
アナログで処理をしていると
考えてもらって結構です。

現在では、デジタルプロセッサーを用いて、
デジタルに処理をしているエフェクターも
多数製品化されています。

アナログとデジタルの違いも
面白いエフェクターになりますので、
コーラス系のエフェクターが好きな方は
調べてみてください。

音に関してですが、
独自の奥行きと揺らぎが発生します。

どれだけエフェクトを強くかけるかによりますが、
原音が揺れて、独自な音色に変化します。

こちらのエフェクターもyoutubeなどで、
音色を確認してみてください。

面白い変化が得られるエフェクターになりますので
気に入る方はのめりこむ事のできる
エフェクターだと思います。

派生系のエフェクターも沢山ありますので
是非様々なものに挑戦してみてください。

コーラスの歴史

コーラスの歴史面白く、
置いていないスタジオは無いと言えるくらいに普及している
Roland Jazz Chorus JC-120が関わってきます。

こちらのアンプは
1975年からマイナーチェンジを繰り返し、
現在まで、姿を殆ど変えずに
存在しているアンプになります。

こちらのアンプに搭載されていた
コーラスエフェクトが
世界初のコーラスエフェクトになります。

このアンプについていたコーラスエフェクトが
大変評判がよく、
1976年にRolandはアンプに搭載されていた
エフェクターをペダル化し、
これが世界初のコーラスエフェクターの
ペダルになっています。

それが、
BOSS CE-1 chorus Ensembleになります。

こちらのエフェクターは現在でも人気が高く
高値で取引されている
ビンテージエフェクターとなっています。

その後、さらにRolandは
ラックタイプのエフェクターである
Dimension Dと呼ばれる
コーラスエフェクターを発売し
こちらも人気を博しました。

代表機種

  • BOSS CE-1 chorus Ensmble
  • ELECTRO-HARMONIX(エレクトロハーモニックス)Small Clone

こちらのエフェクターが有名です。

BOSSはコーラスエフェクターの老舗になりますので、
現行品を含めて全てのエフェクターの質が高いです。

どのエフェクターであっても独自の音で、
無駄なく使用できる音になっていますので
お勧めする事ができます。

エレクトロハーモニックスも
深く味わいのあるコーラスエフェクトを
かける事が出来ますのでいいエフェクターです。

他のエフェクターブランドも面白いモノや、
実用性の高いものを作っていますので
要チェックです。

フェイザー系

フェイザーもモジュレーション系の
エフェクターとして有名です。

こちらも原理としては
コーラスエフェクターに近いモノがありますが、
違う部分としては、位相機を使用して、
LFOをモジュレートするエフェクターになります。

こちらはそのため、音は遅延しておらず、
位相が変化しているエフェクターです。

位相機という回路を通る事によって、
周波数帯域で位相がずらされます。

これによって、フェイザー独自の
ウネリ」のようなサウンドが得られます。

この周波数の位相のずれが、
フェイザーの音の重要部分となってきます。

音が波のように音量の上げ下げで揺れています。

音量が下がったところ、
上がったところ、
そこで周波数が変化する事で
フェイザーの「シュワシュワ」とした音が
再生されます。

代表機種

  • MXR(エムエックスアール)M101 Phase90
  • BOSS(ボス)PH-3

こちらの2機種が有名かつ
現在も様々な場所でよく見ます。

MXRのフェイザーに関してですが、
これが最もスタンダードな音がする
と言う人もいるくらいの知名度になります。

また、多くの種類の
フェイザーが発売されていますので、
自分の好みに合う音が見つかるまで、
探す事もできます。

不思議なエフェクターで
こちらも謎な亜種が多数存在していますので
深みに嵌ってください。

フランジャー系

いきなり豆知識で申し訳ありませんが、
フランジャーの音がはじめて効果的に使用されたのが、
The Beatlesになります。

1969年発売のRevolverで
その音が聞けるかと思います。

こちらのフランジャーですが、
1970年代の後半になり、
MXRがエフェクターとしての
フランジャーを開発したと言われています。

フランジャーはBBD素子を使用しているので、
回路的には、コーラスと近い関係性が有ります。

しかし、コーラス系のエフェクターと比べて
音は全く違います。

ジェット機のような独自の音色が
特徴となっています。

コーラスやフェイザーと違い
より金属的なウネリが特徴です。

こちらのエフェクターは掛けた瞬間から
強烈に音色が変化しますので、
音色に特徴をつけたい場合などには効果的です。

代表機種

  • MXR(エムエックスアール)M117R Flanger
  • BOSS(ボス)BF-3

フランジャーの代表機種としては
他のエフェクターの名前を挙げる方がいると思いますが、
とりあえず安心して、
そこまでの値段がしないエフェクターですと
こちらになります。

MXRはフランジャーを開発しただけあって、
大変優秀なエフェクターを作っています。

MXRは他のフランジャーも製作しており、
某有名ギタリストモデルもありますので、
ファンの方は必見です。

フランジャーは製作しているメーカーが
他のエフェクターに比べて少ない気がしますので、
選択肢が少し狭いです。

しかしながら、マニア志向のブランドは
様々なフランジャーエフェクターを
開発していますので気になりましたら、是非。

トレモロ/ビブラート

最近ではトレモロとビブラートが
同じように説明されている事もありますが、
実際は違います。

違いとしましては、

  • トレモロ・・・同じ音を断続的に発生させる。
  • ビブラート・・・音程を揺らす。

こちらがトレモロとビブラートの違いになります。

こちらのエフェクト音は
1950年代のフェンダー社の
アンプに搭載されていましたので、
かなり昔から存在している
エフェクト音になります。

しかし、そのアンプには
ビブラートと言う名前でしたが、
実際はトレモロでした。

ややこしいかもしれませんが、
間違えて記述されていたため、
一緒のようなものだと思われていました。

トレモロはロータリー・スピーカーの音を
再現させる為だったので、
フェイザーと音の原理は一緒になります。

ビブラートはLFOで音の周波数を
定期的に変化させているので、
こちらの登場はもう少し時代が経過してからです。

そのため、ビブラートはどちらかというと
コーラス系のエフェクターに近い
性質を持っています。

この辺りの話は回路の話や
素子の話になってきますので、
気になる方は勉強してみてもいいかも知れません。

代表機種

  • BOSS(ボス)TR-2
  • BOSS(ボス)VB-2W WAZACRAFT Vibrato
  • VHT(ブイエイチティー)Melo-Verb Tremolo+Reverb Pedal

この辺りが有名な機種になります。

矢張りエフェクターを探すならば
BOSS辺りは押さえておきましょう。

基本的なエフェクトペダルは大体揃っています。

VHTのエフェクターは
2in1のエフェクターですので、
トレモロとリバーブが
1つのエフェクターに入っています。

ペダル1つで、2つの音が出ますので
便利かもしれません。

お買い得と思った方は
こちらのように多機能なペダルも
視野に入れてもいいかも知れません。

まとめ

今回紹介した、エフェクターは
モジュレーション系の
エフェクターになります。

これらは歪みペダルの次に
音に大きな変化を
加えやすいものだと思いますので、
派手なエフェクトを好む方は参考にしてみてください。

まとめとしましては、
モジュレーション系のエフェクターは

周波数、位相に変化を加える。

これを覚えていてくれれば大丈夫です。

基本的な音に関しましては、
それぞれが特徴的なものとなっていますので、
自分の好みのものを探してみる事をお勧めします。

それではまた何処かで。

 

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