ちゃんとしたクラシックギターのレッスンって
どんな感じなのでしょうか?
私はジャズミュージシャンであるジーパン先生
(見た目が某刑事ドラマのキャラに似ているもんで)に習ったので
一般的なクラシックギターのレッスンがどんな感じか分かりません。
でも、恐らくこんなレッスンはないのでは?
と思ったレッスン方法を
3選ご紹介させて頂きたいと思います。
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【童謡やポップスをジャズっぽく弾く】
たまに、ジーパン先生がレッスン中に言われたことが
「私はクラシック以外のことも教えるから、
たぶん他のクラシックギターレッスンよりも
楽しいかもしれないよ」です。
童謡やポップスの楽譜を使って
練習したのは、まさにそれです。
初めのうちは、メロディーだけが書かれた、
かなり簡単な楽譜でしたが、
レッスンは初見でただ楽譜通りに
弾く訳ではありませんでした。
楽譜にはコードも記載されていたので、
レッスンではコードを引きながら
メロディーも弾くという練習でした。
当然私にはそんな離れ業は出来なかったので、
先生が見本を見せてくれましたが、
それがまた「これってジャズ?」と思うぐらいに
即興でスラスラ弾かれるので、
「すごい、かっこいい!」と
その演奏に見とれてしまうだけでした。
でも、これを習ってからは、
お気に入りの歌手の曲とかでも
それっぽく弾けるようになったので、
それまでとは違うギターの楽しみ方が
できたかと思います。
【自分の好きな曲で練習】
一般的なクラシックギターのレッスンは、
学校での授業のように教科書(この場合は教本)
に基づいて進めるのが、
私が思う一般的なレッスンのイメージでした。
でも、ジーパン先生のレッスンは
ちょっとこれとも違っていました。
私がたまに、個人的に好きな曲を練習して
そのことを先生に言うと、
ジーパン先生は「じぁちょっと弾いてごらん」とぼそりと言い、
私の演奏を黙って聞いてくれました。
ほとんどの曲は私のレベル以上のものばかりだったので、
上手くは弾けませんでした。
当然先生も若干苦笑いして
「う~ん、ダメだね」とバッサリ切り捨て。
でも、その後からは、
必ずレッスンでその曲もチェックしていただいたので、
自分では分からない問題点に
「あ~なるほど」と気づくとこも多々ありました。
当時の自分は、早くスキルを上げたかったので
難易度の高い曲を良く練習していました。
音楽仲間の前で披露すると
「わぁ凄い!」とよく言われましたが、
ジーパン先生からは指摘しか受けませんでした。
いくらそれっぽく弾けるようになっても、
ただ弾いているだけだったので
音楽的にはまったく成立できていないと
良く指摘を受けたような気がします。
【レッスンと同じくらいに濃い雑談】
ジーパン先生のレッスンで楽しみだったのが、
レッスン終了後の雑談でした。
日によっては雑談の方が
レッスンよりも時間が長い時もあったかと思いますが、
私は全然かまいませんでした。
雑談では、クラシックギターに関することをはじめ、
音楽や芸術に関する事をいろいろと話してくださいました。
もちろん、話の中にはジーパン先生が
個人的に思っていることも含まれているので
全てが正しいというわけでは無かったのかもしれません。
でも、雑談でいろいろと教わって行くうちに、
音楽に関する知識も増えていき、
なんとなく自分がミュージシャンに
近づいて行っている様な感じがしました。
【ジーパン先生に習ってよかった】
私は、ジーパン先生に出会えて
本当に良かったと思っています。
もし、単にクラシックギターを教本通りに
教えるだけの先生に習っていたら、
もしかしたらギターが嫌になって
やめていたかもしれません。
でもジーパン先生のおかげで、
クラシックギターだけでなく
他の音楽のことも好きになり、
ギターも上達できたと思います。
ジーパン先生からギターを教わり
ラッキーだったと今でも思います。