2020年春から流行しているコロナウィルス。
コロナウィルスの大流行により、
様々な人の生活が一変してしまいました。
そんな中、音楽講師の皆さんも
コロナウィルスの大流行で、
レッスンスタイルを大きく変える時になっています。
こんな時こそ、オンラインレッスンの出番!
講師側も生徒側も
「パソコンが苦手だから
オンラインレッスンなんてとてもできない」と
思っている人はもったいないです。
ぜひ、オンラインレッスンで
音楽とレッスンの可能性を広げてみましょう。
そこで今回は、
音楽のオンラインレッスンの
活用法や注意点など、
詳しく掘り下げてみてみましょう。
オンラインレッスンとは?
オンラインレッスンとは、
インターネットを介した
ビデオ通話サービスなどでレッスンを行うことです。
レッスンの形態は、
リアルタイムレッスンの場合と
生徒さんが演奏した録画を講師に送信して
フィードバックを返すという
2つのパターンがあります。
リアルタイムレッスンの場合は、
講師と生徒が同じ場所にいなくても
テレビ電話のスタイルでレッスンができるので、
通常の対面レッスンと変わらないレッスンが
受けられるというメリットがあります。
生徒さんの演奏した録画を送信して
フィードバックが返ってくるレッスンの場合は、
リアルタイムのレッスンではありません。
しかし、自分の都合の良いタイミングで
送受信ができるということから、
時間に縛られないレッスンが受けられるという
メリットがあります。
もちろんリアルタイムと録画送信の
どちらも活用しているトータルサポートの
オンラインレッスン形態もあります。
レッスンの形態については、
講師と生徒側で検討しながら
進めていくと良いでしょう。
オンラインレッスンに必要な環境
オンラインレッスンでは、
インターネット回線を使った
テレビ電話を使用しますので、
インターネット回線は必須になります。
リアルタイムレッスンの場合も
動画の送受信でのレッスンの場合も、
モバイル通信のみだと
データ容量的に厳しいです。
講師側も生徒側も、
レッスンルームまでのインターネット回線や
Wi-Fi環境を整えておきましょう。
使用する機器
オンラインレッスンで必要なものとしては、
生徒側も先生側もスマホやタブレット、
パソコンなどを用意することになります。
スマホやタブレットの場合、
カメラを固定するためのスタンドや
三脚が必要になります。
生徒が大人の場合は、
手元や顔が見えやすい場所に
カメラを設定することも可能ですが、
幼児や小学生の場合は保護者が
セッティングに立ち会うことが望ましいです。
いずれにしても、
レッスン前は事前に双方で
セッティングについての確認をしておきましょう。
使用するアプリケーション
テレビ電話として使用する
アプリケーション・ソフトは、
LINE、スカイプ、zoomが主流です。
無料で使うことができるツールもありますが、
zoomは無料版だと通信時間に制限があるため、
講師側が有料プランに入ることをおすすめします。
オンラインレッスンで注意すべきポイントとは?
2020年春以降、オンラインレッスンは
新しい形のレッスンスタイルとして
定着してきつつあります。
インターネット回線を使ったオンラインレッスンは
時間に拘束されない、
場所や状況を選ばないというメリットもありますが、
注意すべきポイントもあります。
そこで、オンラインレッスンで
注意した方が良いポイントを
3つご紹介します。
①リアルタイムレッスンではタイムラグを意識する
ZOOMなどを使ったオンラインレッスンの場合
若干のタイムラグが発生する場合もあります。
レッスン中は、
講師と生徒が同時に喋らないなど、
タイムラグの分を加味した
レッスンをすることが重要です。
リアルタイムのオンラインレッスンでは、
対面レッスンのように、
演奏の呼吸やリズムに合わせて
リアルな反応でレッスンができない場合も
多々あります。
ですから、生徒さんの演奏に合わせて
コメントを入れていくということが
難しくなる場合もありますので、
生徒さんの演奏中は
しっかり改善点などをメモしておきながら、
演奏後にフィードバックをするようにしましょう。
②体の使い方などの指導が難しい
オンラインレッスンでは、
当然ながら生徒さんのボディに触れて
調整することはできません。
そのため、口頭だけでの指導になってしまい、
指の形や姿勢、脱力方法などが
伝えづらいこともしばしばです。
ですから、生徒さんに演奏中の体を
意識してもらうためにも、
普段から自宅のレッスンルームに鏡(姿見)を
用意してもらうように伝えて、
常に演奏中の姿勢を意識してもらうように
アドバイスしましょう。
また、講師の演奏を
何度もお手本で見てもらうことも効果的です。
生徒さんが1回演奏する
▼
次に講師が演奏する
▼
再度姿勢にチェックして生徒さんが演奏するなど
お手本演奏を間に挟みながら、
模倣してもらってレッスンを
進めていくと良いでしょう。
③講師は、レッスンの生徒さんごとに楽譜を用意しておく
オンラインレッスンでは、
生徒さんの楽譜に
直接注意の書き込みができないことから、
細かな注意事項を伝え忘れてしまう可能性もあります。
ですから、レッスン前に
生徒さんが学んでいる楽譜を用意し、
レッスン中はその楽譜に注意事項を書いていきましょう。
そして、レッスン終了後に
LINE等でその楽譜の写メを
送ってあげるようにすると、
生徒さんはその画像を見ながら
自分の楽譜に書き込みをすることができます。
この方法は、レッスンの
アフターフォローとしても有効ですので
おすすめです。
まとめ
今回は、新しい音楽レッスンの形態として
主流になりつつあるオンラインレッスンについて
ご紹介しました。
コロナウィルスの流行により
ステイホームが促され、
これまで対面レッスンに通っていた人は
レッスン受講ができなくなりました。
そんな時こそオンラインレッスンを活用することで、
自宅にいながら講師のレッスンを
受けることが可能になるのです。
講師側としても、オンラインレッスンであれば
全国どこにいる生徒さんとも
音楽で繋がることができます。
音楽スキルシェアマーケットの
otosica(オトシカ)であれば、
自分の音楽スキルをアピールして
生徒さんと出会うことができます。
音楽講師の人は、ぜひ
オンラインレッスンを提供する場として、
otosica(オトシカ)に登録してみましょう。
世の中がざわめき音楽離れになりそうな時こそ、
オンラインレッスンを上手に活用するメリットがあります。
生徒さんがずっと音楽を続けていられるような
工夫をすることも、
今後は音楽講師の新たな課題となるでしょう。