ライブ前になると緊張することはありませんか?
私は頻度は多くないものの、かれこれ20年ほど様々なバンドでベースを弾いていましたが、いつになっても本番直前は緊張します。
そんな私がこれまでに実践して効果があった、ライブ前に緊張する人への対処法を3つご紹介します。
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本番前までひたすら練習&イメトレ
一つ目はとにかく周りにわき目を振らず、自分の世界にこもり練習してイメージトレーニング【以下イメトレ】をすることです。
楽屋でヘッドホンをはめてとにかく実直に練習します。
本番に挑む前までに、おそらくたくさん練習してきたはずです。
スコアを見なくても、曲が始まれば指が勝手に動くくらい練習しても、ステージ上には緊張という名のモンスターがいます。
そのモンスターは今までの練習など、一撃で吹き飛ばすくらいの強力な力を持っており、いつも陰からこちらを見ています。
強敵を倒すためには、地味ですが反復練習がやはり効果があります。
イメトレはライブを成功させるためには必要不可欠なものです。
なぜなら、イメージができるものは現実でも成功する可能性が高くなることが科学的に実証されているからです。
イメトレについては様々な書籍等がありますので、気になる方は調べてみて下さい。
私の場合はイメトレをしたほうがライブの出来は良かったことが多いです。
バンドメンバーと会話してテンションを上げる
二つ目は練習するのではなく、バンドメンバーと談話することです。
これまで十分練習はやった!イメトレも十分!だけど緊張する!
といったことはよくあります。
練習量が少ないと、「失敗してしまうかもしれない」という気持ちから緊張してしまう可能性はあります。
しかし、ある程度の練習量を超えると、これ以上練習しようがない、という一種の悟りのような気持ちが生じることがあります。
それは緊張と練習量は必ずしも比例するわけではないからですね。
そんなときはバンドメンバーと話しましょう。
すました顔しているアイツも心の中では
「あーサビのデスボイス出るかな。MCでは何しゃべろうかな」
と思っているかもしれません。
感情的に激しいドラムを叩くアイツも
「途中でヘタったらどうしよう。スタミナ最後までもつかな」
とビビっているかもしれません。
そう思えばなんだか気持ちが楽ですよね。
あなたも周りから見れば沈着冷静な人だと思われているかもしれないし、ポジティブで楽天的なキャラなのかもしれません。
しかしこの記事を読んでくれているということは、私と一緒です。
ヘイブラザーです。
きっとバンドメンバーも誰かと話したいと思っているかもしれませんよ。
声をかけてみましょう。
バカな話をしてみて下さい。
気持ちが楽になるかもしれません。
理性を保てる程度まで酔う
三つ目はもう緊張なんて知らねえ!俺はロッカーだ!と言わんばかりに飲んでしまいましょう。
緊張は精神的な面からくることを前述しました。
つまりメンタルの部分を麻痺させてしまえばいいのです。
ライブ前も俺のステージだ!
むしろフロアで飲んでお客と楽しむぜ!
くらいの気持ちで楽しみましょう。
もちろんこれは諸刃の剣なので、万人におすすめはできないかもしれません。
実際にステージでは十分な演奏ができない可能性があります。
やはり満足のいく演奏をしたいがためにライブをすると思われますので、本末転倒にならないようにセーブしてください。
まとめ
以上、ライブ前に緊張する人への対処法3選を紹介しました。
実践とあるように、これらはすべて私が試して効果があったものを選びました。
緊張はすると厄介なものでも、あると緊迫感や凄みのあるステージングが行える可能性があります。
また自分と向き合える絶好の機会になり得ます。
実際にステージに上がってしまえばやるしかないです。
あなたが緊張とうまく向き合って、いい演奏をできたのならうれしいことこの上ないです。
ぜひ緊張を楽しんでください。