ベースを弾いてみたいと思ったあなた。
シブいですね。
相当の音楽好きとお見受けしました。
よく、ベースに向き不向きってあるの?
と聞かれることがあります。
「基本的にない」と答えますが
実は少しだけある
のが本音です。
今回は、ベースを始めようとしている方に向けてお話させて頂きます。
目立ちたい人にはあまり向かない?
ご存知の通り、楽器の中でベースはあまり目立ちません。
バンド形式ですと、ボーカル、ギターあたりが目立って、曲も作っているということが多いです。
最も有名なベーシストはビートルズのポール・マッカートニーでしょう。
彼はギターも鍵盤も弾きますが、基本的にベース・ボーカルです。
最近では、WANIMA(ワニマ)のKENTAあたりでしょうか。
彼らは作曲もしていて、実質的にバンドのリーダーでもあります。
ですが、こんなふうにベースが1番目立っているということは少ないです。
ですので、とにかく目立ちたい!
というような人には、まずはボーカルやギターをおすすめします。
延々と同じことをすることがある
ベースという楽器は、バンドの中では低音を担当しています。
ギター(高音)、ボーカル(中音)、ベース(低音)、ドラム(リズム)という感じです。
この低音というのは、ハーモニーになったときに聴き取りにくいということもあり、歴史上常に裏方に回ってきました。
で、この低音部は、どの音楽でもそうですが、同じようなことを延々続けるようなところがあります。
やっていると、それが楽しくなってくるのですが、人によっては退屈に感じるようです。
ベースを途中でやめてしまった人から、あまり面白くなかったからという話をよく聞きます。
ですので、単純な繰り返しは苦手だという人には、あまり向いていないかもしれません(楽しいのに)。
ベースはリズム隊の1員
さきほどと同じように、音楽の中では低音部(ベース)はリズムのように考えられることがあります。
ドラムと合わせてリズム隊と呼ばれることもあります。
理屈はともかく、これまで音楽がそう作られてきました。
演奏するときも、正確なテンポに合うようにすることを意識の大部分を使います。
ですので、このリズムに興味がある人は、好きなる可能性が高いです。
練習しているうちに自然と身についてきます。
あまりにも体の小さい人には向かない?
低音の楽器は、基本的に大きめです。
クラシックのコントラバスや、ウッドベースなどを思い出すと分かりますよね。
弾くときも指をいっぱいに広げます。
ですので、あまりにも小さい人には向いていないかもなあと言ってしまうことがあります。
ただ、安心してください。
エレキの場合は、小さめサイズのもの(ミディアムスケール)があります!
体が小さい方はそちらを探してみてください。
カウンターラインを弾くと楽しい
「カウンターライン」という言葉をご存知でしょうか?
メインのメロディーを際立てるような、別のメロディーというような意味合いです。
歌でやるとハモるようなことになるのですが、楽器だともっと自由にできます。
さきほどもでてきた、ビートルズのポールなんかはベースでかなりこれをやっていて、そのおかげで独特の音楽に仕上がっているのだと思います。
私も、自分たちで曲を作るときには、たまにこのカウンターラインを作ります。
長々と同じようなことを繰り返してきて、急に入れ込むという感じです。
このとき、今までボーカルばかり見ていた観客の目が、こちらを向くことがあります。
めちゃくちゃ気持ちいい瞬間です。
ベースの人は、たまにこんなふうにして楽しんでいると思います(個人調べ)。
1番かっこいいのはベース
私は音楽が好きで、楽器はギターとドラムも演奏します。
ですが、本当に1番好きなのはベースです。
ポールが好きでしたし、性格にも合っていたのかもしれません(やや恥ずかしがり屋)。
最後に言い切ってしまいましょう。
ベースが1番かっこいい!
今から始められる方もそう思ってもらえたら嬉しいです。