採譜の仕事で頑張っている人たち〜採譜屋になるには?

「この曲が弾きたい!」と思っても、発売されていない楽譜だったり、すでに絶版の楽譜だったり、何らかの理由で楽譜が入手できないことがあります。
そんな時に活躍するのが、採譜(さいふ:音を聞き取り楽譜に起こすこと)の仕事をする採譜屋さんです。

昔は楽譜といえば楽器店や書店で購入するものでしたが、今ではインターネット上で楽譜を購入することができるようになり、欲しい曲の楽譜を簡単に探すことができるようになりました。

流行りの曲や新曲も、すぐに楽譜化されて販売されるようになりましたが、この楽譜を作る人たちってアーティスト本人ではなく、【採譜屋さん】の仕事であることが多いんです。

この採譜屋さんたちってどんな人たちなのでしょう?
今回は、採譜屋さんの仕事や、採譜屋さんにはどうやったらなれるのかについてご紹介します。

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採譜屋さんってどんな仕事?

楽譜

音楽をしている人たちにとって、楽器とともに大切なのが楽譜です。
採譜とは、音楽を耳で聞いて楽譜に起こしていく仕事ですが、ただ単に音を取ることができるだけでは楽譜を製作することはできません。
リズムや音楽理論、また音符の配置のセンスなど、細やかな配慮のもとで楽譜は作られているのです。

音やリズムを聞きながら楽譜に書き起こしていく採譜は、ミュージシャンの人たちにとって大切なキーワードなのですね。

 

採譜屋さんになるには?

「音を取ることができるから、自分でも楽譜を作ってみたい!」と思うことはありませんか?
そこで、楽譜を作ることが仕事になっている採譜屋さんになるための条件をチェックしてみましょう。

・絶対音感はマスト
・音楽理論や楽典の知識
・リズム(音符の長さ)の理解

採譜屋さんになるためには、まずは絶対音感が必須条件だと言えます。

音楽に携わってきた人なら、【聴音】という音のリスニングをしながら、流れる音を楽譜に書き起こした経験がある人も多いですよね。
採譜も聴音と同様に、依頼者から渡された音源を、できるだけ忠実に楽譜に書き起こしていく作業になります。
ですから、採譜屋さんになるためには、絶対音感のスキルは欠かせません。
しかし、絶対音感だけでは楽譜を作ることができず、リズムや音楽理論などの知識が必要になってきます。

 

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採譜をするときの注意点

楽譜を作る時に気をつけたいことは、1曲の音源の中で使われている音やリズムを、どれだけ正確に拾い楽譜に書き起こすことができるかです。

楽譜は「正しい音を拾う」という正確さも大切なのですが、細かく流れる裏のリズムをどのように音として入れ込むかのセンスを問われる作業でもあります。
1つの音が入るか入らないかによって楽譜自体のセンスやクオリティが変わってしまうほど、曲は音によって印象が変化してしまうものです。

まずは採譜の大前提として、製作者の意図に忠実に採譜していくことが大切です。加えて、より正確なリズムが加わった楽譜を作ることができると、他の採譜屋さんたちとの区別化になるでしょう。

 

 

採譜屋さんとして活動してみよう

採譜屋さんとして活動するためには、まず自分の存在を知ってもらうためにも音楽スキルシェアサイトのotosica(オトシカ)に登録をしてみましょう。

otosica(オトシカ)は、自分の持っている音楽に特化したスキルをシェアするためのマーケット。
採譜ができるということを生かして、好きを仕事にしてみましょう。
アピールポイントとして、次のようなことを記載すると受注できる可能性が上がります。

・楽譜化されていない曲の楽譜を作ります!
・思い出の曲を楽譜に!懐かしいメロディーを再現します
・好きな曲を2部合唱やバンドスコアにアレンジ
・納期は依頼より2日以内(練習期間があるため、スピーディーな対応が喜ばれます)

「演奏してみたいけれど、楽譜がない」と困っている人たちのお手伝いをすることができるって、とても嬉しいことです。
音楽という自分の才能をシェアすることで仕事に繋がる場として、otosica(オトシカ)を活用してみてください。

(※otosicaは2020年秋スタートです。)

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まとめ

音符

採譜の仕事って、とっても奥が深いです。
音源から自動で正確に楽譜を書き起こすためのアプリやソフトはまだ販売されていないため、採譜の仕事は人間の手仕事になります。
だからこそ、より高品質な楽譜を作りたいというモチベーションにもつながりますよね。

音源から楽譜を書き起こしていく採譜屋さんになるためには、絶対音感の他にリズム感や楽典、音楽理論の知識が必要になります。
楽譜制作を始めてみたい人や、すでに自分のために採譜をしている人は、ぜひ採譜屋さんとしてotosica(オトシカ)に登録して、あなたの得意分野である採譜を仕事にしてみましょう。

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