みなさんは路上ライブを
したことがありますか?
ミュージシャンを目指している人に
やった方がいいかと聞かれたら、
基本的にやった方がいいと答えています。
その理由を含めて、
今回は路上ライブ(ストリートライブ)について
解説していきます!
①路上ライブはやっていいのか(合法なのか)?
結論から言うと、
路上ライブは合法ではありません。
ですが、苦情が来なければ
やっていてもいいというような、
いわば『黙認』というような状態です。
特に、「大きなターミナル駅周辺」などは、
元々雑音が大きいので、
あんまりとやかく言われません。
それでも、警察の人が来て、
「苦情あったからやめてー」
みたいに言われたら
すぐに撤収しましょう。
反抗していたら
逮捕されることもあります。
なので、パッとやって、
通報される前に
パッと終わるというのが
基本的なスタイルです。
②路上ライブに向いているか
やってみる前に、
自分(たち)の音楽スタイルが、
路上ライブに向いているかどうかを
まず検討しましょう。
路上ライブの原則は
以下のようになります。
- 歌物の方がいい
- 大きすぎる音はNG
- セッティング〔準備)が大変すぎない
これらを、満たすのは主に
シンガーソングライター
のようなタイプの人になります。
楽器はギターか鍵盤のみ、
あとはマイク(スタンド)と
スピーカーがあれば
セッティングできてしまいますので
簡単です。
また、楽器が少ないと
自然と音量が小さくてすみます。
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そして、路上では
歌物が圧倒的にキャッチーなのです。
私は、インスト(楽器のみ)の路上ライブも
何度かしていますが、
「場所・時間帯・人」に恵まれないと
ほとんど自己満足になってしまいます。
管楽器が入ると
華やかになって反応がいいんですけどね。
バンド形式なら、
ドラムをスネアとハイハットだけにして
(もしくはカホンにする)、
他の楽器も音量をしぼった音で
できるような曲があるならいいと思います。
私は、路上で少しでも
ドラムがあるバンドを見ると、
めちゃくちゃテンションが上がって
絶対に立ち止まって何曲か聴きます。
はいすみません。
これは個人的な意見です。
ですが、やはり
ドラムのフルセットは音量が大きくなり、
それに合わせて周りの音も大きくなるので、
路上には向きません
(すぐに警察がきます)。
ですので、自分たちの形態が、
アンプもドラムも使いまくって、
大音量でこそ良さが出る!というようなら
路上ライブはおすすめしません。
ごめんなさい。
特別な許可が得られる場所などを除いて、
日本では今後もそうだと思います。
路上ライブをするメリット
そんなこんなあって
路上ライブを検討されている方。
メリットは大きく3つです!
- タダでできる
- ステージ度胸がつく
- お客さんの反応が見られる
自分(たち)の演奏(曲)を
だれか聴いてもらおうと思ったら、
まずは小さなライブハウスに出演するのが
通例です。
それには、
けっこうお金がかかったりしますし、
一緒に出る相手(対バン)を
ライブハウス側の1存で決められます。
ライブハウスに出演するには、
最初はお金がかかります。
だいたい出演料として
チケットを買わされ、
それを売らなければ自分たちの出費になる
というようなことになります。
そう、前もって
お客さんを集めるという努力を
しなければなりません。
また、新型コロナの影響で
あまり大手をふって
イベントができない現状もあります。
③タダ(無料)でできる
路上では
チケットを前もって売ることなど
必要がありません。
タダです!
集客など考えずに
することができます。
④ライブハウスのステージより緊張する
また、たぶんほとんどの人は、
ライブハウスに出演するよりも、
路上でライブする方が緊張します。
ですので、
人前で歌う・演奏するということの度胸は
かなりつくと思います。
⑤路上では反応がはっきり出る
これは、1部の話かもしれませんが、
ライブハウスに出演したら、
礼儀として対バンの人たちや
そのファンの人たちが、
ノッてくれることがあります。
演奏する側からすれば
気持ちがいいのですが、
本当に自分(たち)の音楽がいいと
思ってくれているのか
よく分からなくなります。
ですが、路上では、
少しでも良いと思ってもらわなければ
立ち止まってくれません。
歌声なのか、曲なのか、
演奏なのかはっきりと分かりませんが、
人を立ち止まらせるためには、
何か要素がないとだめです。
そして、歩いている人を立ち止まらせて、
しばらく聴かせて、
自分たちのチラシを持っていってもらったり、
投げ銭をもらったり。
それで、やっと自分(たち)の歌や演奏が、
その人がいいと思ったと分かります。
その生の反応が見られるのが路上です。
シンガーを目指すなら、
とにかく自分の歌で、
街ゆく人を立ち止まらせることを
目指してみてください!
まとめ
今回は、
路上ライブをする前の話だけに
なってしまいました。
書ききれなくて終わりますが、
また機会があれば
「路上ライブの実践編」のようなことを
書きたいと思います!