はい、こんにちは。
今回はエフェクターの種類に関して
少しばかり解説をしようかと考えています。
世界には沢山の種類の
エフェクターが存在しており、
その数はとても数え切れません。
さらに言えば、大まかには
種類を分ける事は出来ますが、
実際どこに属しているのかも
わからないようなエフェクターが存在しています。
この記事ではわかり易く
歪系のみを扱ってエフェクターを紹介しようと思います。
歪みエフェクター以外のエフェクターは
また次の機会で紹介させていただきます。
ちなみに初心者の方がよく間違われるのが
歪みの読み方です。
歪み(ひずみ)と呼んでください。
たまにゆがみと間違えてますが、
歪みです。
歪み(ひずみ)と読む事の方が少ないので、
間違えてもしょうがないですね。
それではエフェクターの紹介を
していきたいと思います。
オーバードライブ系
このオーバードライブと呼ばれるエフェクター群が
最も種類が豊富なエフェクターだと思われます。
有名なモノを挙げろと言われても、
とてもじゃないですが、挙げ切れません。
それだけ世の中には
オーバードライブ系と呼ばれるエフェクターが
存在しています。
さらにこのオーバードライブですが、
オーバードライブの中でも
さらに細分化されていますので、
沼に嵌ると抜け出しにくい沼となっています。
ギタリストを昔から悩ませる歪み問題ですが、
基本的にこのオーバードライブも
悩みの種となっています。
音に関してですが、
後に説明するディストーション系と
セットで覚えていただきたいです。
音色になりますが、
真空管アンプを使用した際に
音が軽く割れているときの音色が
オーバードライブと呼ばれるものになります。
言葉だけでは説明しにくいですが、
ディストーションよりも
軽い歪みと考えていただければ
わかりやすいかと思います。
しかし、オーバードライブも、
ディストーションの様なモノから、
極端に歪み過ぎるモノまで様々です。
自分の耳で確かめて、
これはオーバードライブであると思ったものが
オーバードライブです。
人によって定義が曖昧な
歪みエフェクターになりますが、
僕がオーバードライブだと考えているものは、
真空管アンプを軽くドライブさせた時の
じゃりじゃりとした歪み方が
オーバードライブと考えています。
本当に人によって定義が分かれる
歪みの量ですが、
自分の感性に従ってくれて大丈夫です。
有名なオーバードライブ
個別で有名エフェクターを挙げるのであれば、
- BOSS(ボス)のBD-2。Blues Driver(ブルースドライバー)
- Ibanez(アイバニーズ )のTS9。Tubescreamer( チューブスクリーマー)
上記の2つが有名です。
こちらの2つの歪みエフェクターは
名機と呼ばれるエフェクターで、
ギターをある程度弾いてきた人たちであれば、
必ず知っていてもおかしくないほど
有名なエフェクターとなります。
チューブスクリーマーに関してですが、
マイナーチェンジを繰り返し、
現行品やビンテージ、
型番の違いなどで種類が豊富です。
このエフェクターの音を
模倣したモノなども含めると、
膨大な数になりますので、
気になった方は是非調べてみてください。
ここではあえて挙げていませんが
1つ30万円を超える、
神話上の生物がプリントされた
エフェクターもあるので、
奥の深いエフェクターです。
ディストーション系
こちらもオーバードライブと
肩を並べる歪み系のエフェクターです。
オーバードライブと同じように
莫大な量のエフェクターが存在していますので、
全ての種類を紹介するには余白が足りません。
歪みの音色に関しては、
オーバードライブよりも歪んでいるモノと
考えてもらって大丈夫です。
多くのスタジオにおいてある
真空管マーシャルアンプで
ぎゃーんと鳴らせば近い音です。
こちらはオーバードライブよりも
音色の定義が難しく、
オーバードライブに
限りなく近いモノから等が有りますので、
自分の耳で確かめてくれればと思います。
極端に言えば、
80年代のハードロックと言われる
音楽のギャンギャン鳴っている
ギターの音がディストーションだと僕は思います。
自分がオーバードライブだと思っているモノより、
もっと歪んだモノを考えてくれれば
わかりやすいと思いますので、
最初はオーバードライブなどで、
自分の歪み系への認識を固めてから、
これはディストーションだと考えてもらって大丈夫です。
有名なディストーション
少しだけエフェクターの紹介をします。
- BOSS(ボス)のDS-1
- SUHR(サー)のRiot
こちらなどが有名です。
PROCO(プロコ)RAT2 なども
昔から存在している有名な
ディストーション系エフェクターになりますが、
これは最近のディストーションペダルに比べて
癖がありますので、実際に弾いてみてください。
自分の好みに合えば
最高のエフェクターになると思います。
ディストーションも
何々系と呼ばれるエフェクターが無数に存在しています。
あの真空管アンプの歪みを再現しました等、
数え始めるとキリがありません。
楽器屋で試奏などをして
ディストーションエフェクターを
体で感じてみる事が第一だと考えます。
ファズ系
最後に紹介しますのは
ファズ系の歪み系エフェクターになります。
こちらのエフェクター群は
エフェクターの中で最も歴史が古い
と言っても過言ではありません。
古い時代だとアンプを歪ませる手段が
あまり無かったため、
激しく音割れした音を出したい時に
重宝されていました。
現代は上記の2つのエフェクターに比べて
あまり人気は無いように思えますが、
マニアの方々(僕を含めて)
根強い人気のあるエフェクターです。
音に関してですが、
オーバードライブやディストーション系の
エフェクターに比べると歪みの解像度は低いです。
荒々しくアンプが歪んでくれます。
一度ファズの沼に落ちると
なかなか這い上がる事ができません。
このファズと呼ばれるエフェクター群ですが、
トランジスタの種類や個数、
トランスの有無で種類が変わります。
さらにファズの中だけで
何種類も細分化されており、
発信系と呼ばれる飛び道具なども含めると、
多岐にわたります。
ここで説明すると、
本当に長くなってしまうので、
機会をいただけるのであれば
ファズ単体で記事を書いてもいいくらいです。
有名なファズ
こちらのエフェクターで
一番有名なエフェクターですと
殆どの人がこちらを挙げるかと思います。
- JIM DUNLOP(ジムダンロップ)JHF1 Jimi Hendrix Fuzz Faceです。
ジミ・ヘンドリックスと呼ばれるギターの名手が
これを使用した事で有名になりました。
現在では復刻版が生産されています。
この円盤の中に夢が詰まっています。
ちなみにFUZZ FACEはパーツの数が少ないので
中身は驚くくらいにスカスカです。
荒々しい歪み方をするファズですが、
ギターのボリュームを絞って弾いたりすると、
なんとも言えない鈴鳴りのような音を出せたりするので、
使い方は無限大です。
自分流に好きに料理をしてみてください。
これ1つで世界が変わります。
まとめ
今回は歪み系のエフェクターに絞って
記事を書かせて頂きました。
歪みの量でエフェクターの種類が変わると
わかりにくいと感じますが、
基本的に慣れで何とかなります。
音に関しては本当に抽象的な部分が
多くなってきますので、
是非自身で弾いて、
感じてみてください。
こちらの順で歪みの量が増えていくと
最初は覚えておいて大丈夫です。
自分の好きなエフェクターを組み合わせて
最高の歪みを探すもよし、
たった1つのエフェクターだけで演奏するもよし。
使い方、考え方は自由です。
この機会に好きな歪みエフェクターを
見つけてみてください。
ギタリストは歪みエフェクターを何個も買って、
ああでもないこうでもないと言って、
常に最高の歪みエフェクターを探します。
エフェクターの世界に染まれば、
きっと面白い世界が見えてくると思います。
それではこのへんで。